2018年11月13日火曜日

カエデ紅葉、サクラ落葉

きのう、月曜日(11月12日)の夏井川渓谷――。晴れたり曇ったりの天気に、紅葉目当ての車がポツリポツリとやって来る。
 カエデは紅葉の見ごろを迎えたが、ヤマザクラなどの広葉樹はかなり落葉した。赤・黄・茶と彩り鮮やかだった対岸の森からサクラやツツジの赤が消え、地味な茶系の葉が残るだけになった=写真上。裸木が目立つ。

渓谷の隠居の庭のはずれで土いじりをしていると、そばの県道を行き来する行楽客のひとりから声がかかった。「オジサン、なにつくってるの?」。オジサン? 声の主を見ると、私と同年代かもしれないオジサンだ。「秋まきネギ」「ヘェー」

あとでまた通りがかりながら、「ここに住んでるの?」と聞く。「週末だけね(といっても、きょうは月曜日か)」「ヘェー」。日曜日だろうが月曜日だろうが、そんなことは、そちらのオジサンにはどうでもよかったようだ。渓谷は人里離れたところにある。でも、動物園のサルよろしく人間がいる。先入観と現実のギャップに好奇心がわいただけ、らしい。

朝9時半に土いじりを始めた。芽ネギの根元から落ち葉と草を抜き、白菜に取りついている黒虫・青虫を10匹近く退治した。終わると正午少し前。あっというまの3時間だった。芽ネギ=写真下=も白菜もこれで少しはせいせいしたか。
ネギの苗床は、風が吹けばすぐ落ち葉に覆われる。白菜も隠れていた黒虫・青虫が現れる。また今度の週末、芽ネギと向き合い、白菜の葉をチェックする。その繰り返しだ。

行楽客の目当ては県道沿いのカエデ。ところによっては緑から黄、赤へと変わってきた。最も鮮やかに燃え上がるのは、週末でいえば今度の17、18日か。隠居の近くのカエデに例年、三脚をかついだカメラマンが殺到する。日曜日は特に、朝9時前から人間が県道を行き来する。18日にはなにも予定が入っていない。行楽客が現れる前に土いじりをすませたら、マンウオッチングをしよう。

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