2018年11月15日木曜日

撮り菌・食べ菌・キャラ菌

 Eテレの「沼にハマってきいてみた」、略して「沼ハマ」は毎週月~水曜日夜の放送だ。先週(11月7日)、新聞のテレビ欄をながめていたら、キノコの文字が目に留まった。晩酌をやりながら、初めて見た=写真下。
 若者向けの番組らしいことは、司会者が若い人なのでわかる。その一人が松井愛莉さん(22)=火・水担当=だった。字幕で知った。いわき民報などの記事で名前は記憶していた。いわき出身ではなかったか。モデル・女優・歌手だという。

沼にハマる――。底なし沼に沈むイメージがあるが、要はナニかにハマる(熱中する)若者を紹介する番組のようだ。きのう(11月14日)は「カレー沼」だった。カレーをつくって食べ続ける女性と、カレーを食べ歩く少年の2人が登場した。ハマり具合がハンパではない。

先週の「キノコ沼」も、高度な研究レベルに達した少年と、キノコグッズに囲まれて暮らす女性が登場した。鉄道ファンは「撮り鉄」「乗り鉄」などに分けられる。キノコにも同じように、「撮り菌」「食べ菌」「キャラ菌」などという分け方があるのだとか。若い世代の「キノコ愛」の一端がうかがえる名づけ(4音略称)ではある。年寄りはつい「バイ菌」を連想してしまうが。

40年余りキノコと遊んできた。長くやっていれば思わぬ発見もある。「キノコ沼」を見た翌日、夕刊のいわき民報がアカイカタケのことを記事にしてくれた=写真右。採取の経緯は拙ブログに書いた通りだが、「人知れず現れ、人知れず消える」菌類の神出鬼没ぶりと色・形の不思議さに、あらためて感じいった。

「キノコの話をしてくれ」。夕刊が届いたころ、メールで依頼がきた。キノコに関しては、一般的な「撮り菌・食べ菌・書き菌」にすぎない。研究者ではないので、キノコそのものの話はできない。その周辺、キノコと人間の関係、たとえば阿武隈のキノコ食文化や、文献にみられる阿武隈のキノコの話ならできるかもしれない。

話をするのはざっと1年後だ。ここは「読み菌」「調べ菌」になって40年簡を振り返るのもいいかなと思っている。

0 件のコメント: