2018年12月30日日曜日

写真が突然、スケッチ風に

夕方に始まった今年(2018年)最後の忘年会がお開きになったあとの、夜7時過ぎの常磐線某駅ホーム――。
特急は止まらない。風が少しあった。コートに帽子、マフラー、手袋と、防寒スタイルで普通列車を待っていると、反対側の上り線ホームに列車が入る、気をつけて、というアナウンスが流れた。やって来たのは特急の「スーパーひたち」。轟音を発して通過して行った。

大急ぎで手提げバッグからカメラを取り出し、手袋をはめたまま撮影モードダイヤルを、連写のできる「スポーツ」モードにした、つもりだった。カシャカシャとシャッター音が続くはずが、カシャで終わった。そのうえ、「メモリーカードへの記録が終わるまでお待ちください。」という表示が出た。なんだ、これは! カメラがおしゃかになった?

撮ったはずの写真が全体的に灰色っぽい=写真。でも、通過しつつある「ひたち」のピンクの横線や、ホームの黄色いライン、ベンチの青色はそのまま出ている。それはそれでおもしろい色合いと構図だ。

なぜそうなったのか。撮影モードは、カメラを買って以来、「オート」が中心だった。最近は「発光禁止オート」で撮っている。運動会や鳥を撮るときには「スポーツ」モードにする。花やキノコを撮るときには「クローズアップ」モードにする。それで今までは十分、というか、それ以上の機能については知ろうとしなかった。カメラにまかせっぱなしだった。

おかしな写真になったのは、「EFEECTS(エフェクト)」機能のためだった。撮影モードダイヤルを「スポーツ」に合わせたつもりが「EFEECTS」になっていた。結果、今まで見たことも、計算してそうしようと思ったこともない映像ができた。写真なのだが、スケッチして色を塗った、そんな雰囲気がある。嫌いではない。

カメラの「使用説明書」を読む。カメラの多機能性をまったく理解していなかった。いろいろカメラで遊ぶ方法が記されていた。滝のしぶき、野菜の接写、キノコの傘裏のひだ、朝焼け・夕焼け。それらのモノトーン……。いろいろある撮影モードを選ぶことで、狙った写真に近づける。間違って合わせた「EFEECTS」が、結果的にはカメラで遊ぶ楽しさに気づかせてくれた。

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