2019年10月3日木曜日

消費税10%

消費税が8%から10%に引き上げられた。わが家の消費力は限られている。とはいえ、これからどんな影響が出てくるのか。場合によっては、購読している雑誌や新聞を減らせ、となるのかもしれない。
ポケットマネーでする買い物は、今は自販機の飲み物くらいだ。本も、焼酎の田苑も、カツオの刺し身も、スーパーでのまとめ買い同様、家の財布でまかなう。

もっとも、本は図書館から借りてくるから、買うのは年に3~4冊だろう。定期購読の雑誌が何冊かあったが、やいのやいの言われて2冊に減らした。購読している新聞は朝刊2紙(前は3紙)、夕刊1紙、週刊1紙。週に2回以上発行の新聞には軽減税率が適用されたので、消費税は8%のまま。

現役のころは毎月2~3万円が本代に消えた。雑誌も多いときには5~6冊とっていた。飲み代も結構なものだった。年金生活者になってからは本屋も飲み屋も遠くなった。

10%になって最初の買い物は、山里にある自販機の清涼飲料水だった。前と値段は変わらなかった。その次が、車のガソリン。燃料計の針が半分を指したので、満タンにした。領収書=写真=に「内税10%」とあった。補充する量が毎回違うから、上がった実感がない。

今度の税率アップでは、景気対策として①軽減税率の導入②キャッシュレス決済時のポイント還元――が行われた。スマホもクレジットカードも持っていない人間には、増税分は消費量を減らすことで対応するしかない。

カードで思い出すのは、ちょうど10年前、仲間と北欧を旅行したときのことだ。ほとんどの店がキャッシュレス対応だった。カードを持っていない私は買い物ができない。仲間の買い物に便乗しておみやげを買った。日本も今は、キャッシュレス化がかなり進んでいるのだろう。

コンビニへスポーツ新聞を買いに行った近所の人が、カミサンにグチっていたそうだ。「消費税を10%に上げやがって」。定期購読とは別に、コンビニなどでの1部売りは対応が分かれた。

朝日は1部売りも据え置いた。J-CASTによると、毎日は140円が150円に、産経は110円が120円に、10円値上げした。毎日の場合、1部売り原価は129.6円で、2%のアップでは約143円のはずだが、「1部売りを5年9カ月据え置いてきた。この間、原料費が高騰し、輸送経費が増大した」ために、プラス7円を上乗せした。

定期購読に軽減税率が適用されなかったら、新聞は雪崩を打って部数を減らすことだろう。水面下では新聞協会、各メディアの“ロビー活動”が展開されたにちがいない。朝日は1日付の社告で「報道機関としての責務を果たしていく決意をあらたにしています」とうたった。証拠を示してもらわないと。

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