2020年1月11日土曜日

北半球は暖冬?

 いわきの平地を動き回っているかぎりでは、冬は太陽の光にあふれている。東北最南端の太平洋側に位置するいわきは、冬場、西寄りの季節風に見舞われるものの、晴れた日が続く。「サンシャインいわき」と自賛するゆえんだ。
年が新しくなって2日目の午後、四倉の道の駅で遅い昼食をとったあと、国道6号を利用して帰宅した。先行する車3台から太陽光線が反射してまぶしかった=写真(助手席のカミサンが撮影)。

 いわきの極寒期は1月後半から2月前半。雪は、主に南岸低気圧が東進するとき、平地に降る。この冬はまだ積雪はない。1月5日にふっかけただけだ。

 きのう(1月10日)だったか。BS1のワールドニュースを見ていたら、ロシアでは記録的な暖冬でクマが冬眠せずに動き回ったり、早春の花が咲き出したりしているという。日本でもスキー場の雪が不足している。札幌市でも雪が少ない。「雪まつり」の雪像を制作するために、例年より早く、遠くから雪を搬入しはじめたという。

南半球のオーストラリアでは、去年(2019年)9月から山火事が続いている。猛暑日が増加し、苛酷な自然災害が増えているという。この大災害も気候変動と関係があるのかどうか。

 暖冬を測る極私的なものさしがある。ひとつは白菜漬け。この冬は漬け込むと間もなく、上がった水に白い膜が張った。産膜酵母というやつで、白菜の葉の1枚1枚に振った食塩が足りなかったのと、暖冬が原因だろう。

 3回目の白菜漬けは、漬かるとタッパーに移して冷蔵庫に入れ、甕に残った白菜漬けを取り出しては水で洗って食べている。

 もうひとつの目安は、夏井川渓谷にある「木守(きもり)の滝」。極寒期にしぶき氷をかち割り、隠居の冷蔵庫にしまっておいて、夏にオンザロックを楽しむ。このごろは氷の成長が弱く、回収するタイミングが合わずに春がきて、解けてしまうこともある。去年がそうだった。

 雪が降ってもすぐ消える。積もれば車を運転しない。雪のマークが続くようであれば、そのときは――と、白菜漬けからの皮膚感覚で、この冬はまだノーマルタイヤのままだ。

0 件のコメント: