2020年1月7日火曜日

初仕事

 2020年が本格的に始動した。いわき市役所ではきのう(1月6日)、「仕事始め式」が行われた。個人的にもこの日が「仕事始め」になった。
 年が明けて4日目。知人から「家のわきの歩道側溝の蓋(ふた)がガタガタする」という電話があった。役所は日曜日の5日まで休みだ。6日に要望書をつくって役所へ持っていくことにする。

ガタガタする蓋とは――。1枚だけ、角が沈んでいるのがあった=写真。単に隙間ができてガタガタしているわけではなさそうだ。蓋そのものは壊れているようには見えない。蓋を支える側溝の受部がおかしくなっているのではないか。それで、足をのせると思った以上に沈むのではないか。

きのう、電話をくれた家の人に確認してから、役所に要望書を持っていった。2020年、区内会の役員としての、これが初仕事。

 宵になると、いわき地域学會の若い仲間から連絡があった。1~2月の市民講座の案内原稿ができた、8日までに印刷・発送したい――と、朝、SNSで伝えたら、初仕事が終わったあとの5時過ぎ、「今日できますか」。晩酌は遅らせてもいい。「やっちゃおう」となった。

 わが家の近くの故伯父の家が事務所になっている。そこで印刷し、三つ折りにして封筒に差し込んだ。宛て名のラベルも印刷した。きょうはカミサンに手伝ってもらって切手とラベルを張り、封をして、昼前には投函する。地域学會の、これが今年の初仕事。

 これも、初仕事のうちに入るかもしれない。午前中、カミサンに代わって米屋の店番をした。米ぬかを取りに来る人がいるという。見ると、大きな米袋が3袋。けっこうな重さだ。取りに来る人の名刺があった。事故を起こした1F(原発)の廃炉・周辺整備に携わっているような企業名が記されていた。「イノシシ罠猟のえさにするんだって」

なるほど、猟友会ではなく、企業がイノシシ捕獲事業に乗り出したわけだ。以前、といっても2017年だが、警備会社が双葉郡内のイノシシ捕獲事業に参入し、市町村から仕事を受注するためにスタッフ7人が「罠猟」の免許を取った、ということがニュースになった。この会社もイノシシ捕獲事業に参入したのだろうか。

「あげるんだから、おカネはもらわないで」。もちろん、いわれたとおりにする。約束の時間に40代前後と思われる3人がやってきた。「大変だね」。そういうと、口元がほころんだ。

そのあと、ネットで双葉郡とイノシシ捕獲関連の情報を検索した。環境省によると、1日当たりの捕獲頭数が年々減少している。除染・復旧作業などで人間の活動が活発になり、イノシシが警戒して、罠周辺に出没することを忌避するようになった可能性もあるのだとか。

罠へ誘導するにはえさがいる。米ぬか、そしてトウモロコシやリンゴなどを置いて、イノシシの警戒心が解けるのを待つ。カラスにえさを食べられないよう、リンゴなどに米ぬかをまいて見えなくする必要もある。イノシシも簡単には罠にかからなくなった?

というわけで、あれやこれや、やることがあって忙しい「仕事始めの日」になった。

0 件のコメント: