2013年10月3日木曜日

パリの国旗?

孫の通っている保育園で先日、市の体育館を借りて運動会が開かれた。3・11後は屋内で――が続いている。ほかの幼稚園・保育園もそうかどうかはわからない。が、これもまたいわきの今のひとコマではある。

運動会の直前になって6歳と4歳の孫が招待状を持ってきた=写真。未使用の年賀はがき3枚に国旗らしいものが書いてある。「おじいちゃん/おばあちゃん/うんどうかい/にきてね。」は上の孫が書いた。

孫の字を見ながら、小学校に入学する直前のわが記憶、というより、おふくろがのちに語って聞かせた話を思い出した。ほかの子は平仮名を書けるようになったのに、私はいっこうに書けなかった。おふくろがいくら言っても、「そんなのいつでもできる」とはねつけていたらしい。

幼稚園も保育園もない山国で生まれ育った。だから、小学校に入って初めて文字を習った(と私は思っている)。ほかの同級生は小学入学前にどうやって平仮名を覚えたのだろう(ただし、間もなく入学というころになって、平仮名で自分の名前だけは書けるようになった記憶はある。姉にでも教えられたか)。

話を戻す。運動会に行く約束をしたあと、カミサンが孫のかいた国旗を指さしながら、孫に語りかける。「これはスイス、これはバングラデシュ」。孫がうなずく。「これは?」「パリ」

<パリ? パリは国ではないぞ>と思いながら、孫がいう国旗を見た。下半分は赤、上は右側が白、左に青色で囲まれた白い星が一つ。すぐにはわからないので、あとでネットで調べたら、チリの国旗らしかった。なるほど、チリがパリに化けたのだ。

運動会に万国旗は付きもの。その延長で招待状に国旗がちりばめられた。万国旗はしかし、青空の下に飾られてこそ映える。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

運動会晴れだと良いですね!

孫の成長を見て目を細めてください!
リレー大会転ばないでください。