9月7日。いわき地方にレベル4土砂災害危険警報と同大雨危険警報が発表された。未明から強い雨に見舞われた。
月曜日である。燃えるごみを出す日である。朝一番でごみネットとごみ袋を出さないといけない。
ごみ袋の中身は剪定枝6袋。別の日に出してもいいのだが、ごみネットは出さないわけにはいかない。
前夜に続いて、午前3時過ぎに起きてからも思案し、結局、明るくなりかけた5時過ぎには、右手に傘、左手にごみネットを抱えて、横殴りの雨にズボンを濡らしながら、そばの電柱にネットのひもをくくりつけた。
1時間後に見ると、ネットが風に翻弄されている。ごみ袋を出す人はまだいない。「重し」を兼ねてごみ袋をネットの端に載せることにした。
再び右手に傘、左手にごみ袋2袋を持って、これを3回繰り返した。ズボンは前より激しく濡れた。
その後は時々、集積所と歩道の様子をチェックした。7時過ぎには早くも歩道が冠水し、さらに水かさが増しそうな勢いだった。
8時前にチェックし、朝ドラが終わったあとにまた見ると、歩道の冠水は減り始め、側溝のふたが水をかぶる程度になった=写真。
防災ラジオはしかし、北の大久川流域の避難情報を伝え、8時45分にはいわき市全域に避難指示が出たことを知らせる。
8時前後がピークだったようだ。9時過ぎにはカミサンが向かいの郵便局へ行ったが、窓口が臨時休業になっていた。隣のコインランドリーもそうだった。
小・中学校は早々と7日の臨時休校を決めていた。私自身、7日早朝に接骨院へ行くのを中止した。ほかの人もそうだった。家でじっとしている人が多かったのだろう。
10時過ぎにはレベル4からレベル3に切り替わり、正午前には市内の避難指示も解除された。この時点でやっと線状降水帯の不安から解放された。
その後に鹿島町のエブリアそばのアンダーパスで車が冠水し、60代の女性が亡くなったことを知る。
鹿島でなぜ? そこからいわき市内のアンダーパスが気になり、いったい市内にはいくつあるのか、チェックしてみた。
すぐ思い浮かぶのは平の赤井ガード、祢宜町ガード、大工町ガード、住まい近くの鑓水(やりみず)ガード、内郷の八反田アンダー、泉の玉露アンダーボックス、そして昔よく利用した錦の大島アンダーボックスだ。
公開されている県の冠水危険個所一覧によると、市内には全部で21カ所ある。鹿島は米田(こもだ)アンダーボックスで、エブリアへ行ったとき、1~2回利用した記憶がある。ニュース映像では、脇の駐車場から雨水が滝のように流れ落ちていた。
雨がほぼやんだ午後1時過ぎにはラトブの総合図書館へ出かけた。いつものように地下2階に車を止めようとしたら、シャッターが下りて、「地下2階は封鎖中」の看板が立っていた。商業フロアも臨時休館をした。
豪雨、道路の冠水、アンダーパスの事故……。これらはいつでも、どこでも起こりうる、という覚悟が必要になった。