先日(7月5日)、いわき駅前の「ほこみち」(歩行者利便増進道路=国道399号沿いの歩道)でプランターのヤマユリが開花しているのを見た。
ヤマユリは例年、夏井川渓谷の県道小野四倉線で開花を確認するのだが、今年(2026年)は偶然、街なかで最初の花に出合った。
プランターを設置したのはNPO法人「R399戸渡(とわだ)やまゆり会」で、ヤマユリを介した旧戸渡分校と皇室の縁を伝えるとともに、ヤマユリの栽培・普及を通して小川地区の国道399号沿いの地域振興を図ることを目的にしている。
それをブログに書き、夏井川渓谷も7月中旬には「ヤマユリ街道」になることを付け加えた。
街なかでヤマユリの花を見てから1週間後の7月12日、渓谷にある隠居まで開花の有無をチェックしたら――。
平地を過ぎて段丘の高崎に入ると、谷側のガードレールにかぶさるようにヤマユリの花が咲いていた=写真上1。野生のヤマユリとしては、これが今年初めての花だ。
その先、上小川トンネルと接続する磐城街道高崎踏切を過ぎ、地獄坂を上って渓谷に入る。
江田駅前を通過し、椚平(くぬぎだいら)、そして牛小川の集落へと至る途中、ガードパイプに沿って、点々とヤマユリの白い花が咲いていた。
合計すると、十数輪。白いつぼみもあったから、今週(7月第3週)は文字通り「ヤマユリ街道」になることだろう。
12日には戸渡やまゆり会が国道399号沿いの事務所で「戸渡やまゆり祭」を開催した。
降ったりやんだりの曇雨天である。隠居での土いじりを早めに切り上げ、祭り開始時刻の午前10時には会場へ着いた。
一帯は二ツ箭山登山口駐車場の少し手前、いうならば同じ山の中腹(国道399号沿い)にある。つまりは坂の途中だ。
用意された駐車場からやや下手の会場を見ると、少し霧がかかっているようだった=写真上2。
事務所のそば、国道沿いにあるヤマユリ畑はほぼ満開だった。会場はその地続きの空き地といってよい。
ヤマユリは予約販売なので見るだけにして、物販のテントをのぞいていると、主催者の一人が寄って来て、「近くで栽培しているニンジン。葉っぱも刻んでてんぷらにするとうまい。ブルーベリーも安いよ」という。ニンジンとブルーベリーを買った。
早々と駆けつけ、早々と会場を後にして街に下り、カミサンの用事でハマを巡った。平地の道路にはヤブカンゾウのオレンジ色はあったが、ヤマユリの白い花はなかった。名前の通り、ヤマユリは「山のユリ」。それを実感するドライブになった。