拙ブログのホームページの右側に「人気のある投稿」が載る。最近は過去記事が並ぶ。
7月9日までは2024年10月1日付の「翅が三角形の蛾」がトップだった(今は2番目)。
秋の夕方、庭で蛾が2匹、交尾していた。翅が三角形で、初めて見る蛾だった。写真データをパソコンに取り込み、自分のスケッチを見ながら検索するとセスジスズメだった。
さらに調べを続けて、幼虫はサトイモやサツマイモの葉だけでなく、ヤブガラシの葉も食べることがわかった。
ブログでは、春から夏、庭で歯を磨きながらヤブガラシの芽を摘んでいること、さらにはセスジスズメの生態に触れたあと、蝶や蛾の翅の形や模様に引かれる話などを加えている。そのくだりを要約・再掲する
――セスジスズメの成虫を見て、庭に現れても不思議ではないと思ったのは、むろんヤブガラシが生え出て、生け垣につるをからめるからだが、交尾を終えたメスの産卵の仕方を知って、なるほどと感心した。
メスは飛びながら、幼虫が食べる草、たとえばヤブガラシに卵を1個ずつ産みつける。卵は1週間ほどでかえり、葉を食べて成長し、土にもぐって最後の脱皮をしてさなぎになる。それで越冬し、5~6月に羽化して、夕方から夜にかけて活動する。
その生命のサイクルを、主の知らないうちに庭で繰り返していたのだろう。
成虫の翅の紋様と形が変わっている。ネットには、ハンググライダーのような翅、とあった。しかも翅の紋様は直線的だ。
前にハグルマトモエが茶の間に現れたときにも、翅の紋様に驚き、興味を引かれた。セスジスズメも第一印象はそうだった。
昼間の蝶は、アオスジアゲハであれ、キアゲハであれ、だいたいは目撃して写真を撮ったり、調べたりしてきた。
蛾は、遭遇する機会が少ない。が、主に夜、飛び込んで来る。紋様がおもしろいものはやはり気になる――。
セスジスズメの幼虫も、もちろん見たことがなかった。ヤブガラシの芽むしりは7月半ばの今も続く。
9日も地面に目を凝らしていると、ヤブガラシの若芽のそばに、なにやら黒く細長い生き物が横たわっていた=写真(右側が頭)。
イモムシである。黒地に目玉模様をいっぱい付けていて、体長は8センチほどと大きい。
セスジスズメの成虫のときと同じように、すぐ写真を取り、体の色、模様を含めて検索を続けると、ほどなくわかった。なんとセスジスズメの幼虫ではないか。
初夏のヤブガラシの芽、秋のセスジスズメの成虫とくれば、梅雨期に幼虫がヤブガラシを食べるために庭をはい回っていても不思議ではない。
芽むしりを続けても取り残しはある。夏、生け垣に絡まったヤブガラシの花を見ると後悔する。
が、幼虫を知った今はそれくらいでちょうどいい、むしろ「すまなかったなぁ」と声をかけてやりたいくらいだ。
黒地に白い横縞はまだだから最終幼齢ではない。もうちょっとヤブガラシの葉を食べてから土にもぐるのだろう。