2月8日の衆院選では地元の投票所の立会人になった。投票まで毎日、天気が気になった。
ポカポカ陽気なら大歓迎だが、直近の予報では寒の戻りがあって雪も降るという。市選管から届いた書類にも防寒対策を、とあった=写真。
この日は真夜中に一度目が覚めた。6時半には投票所の小学校体育館に詰めていないといけない。二度寝して寝過ごしたら迷惑がかかる。
結局、3時半には起きた。新聞を取り込むために玄関を開け、庭に出ると霧で頭が濡れた。夜が明けたら車がうっすら白くなっていた。霧と思ったのは雪だった。
ほうきでフロントガラスの雪を払うと、サラサラしている。パウダースノウだ。道路はところどころ白くなっているだけで、アスファルトがはっきり見える。
朝7時の投票開始時が降雪のピークだったようだ。体育館から雪の校庭を見ると、アダモの「雪が降る」のメロディーが胸中に響いた。
「雪が降る~ あなたは来ない」。「あなた」、つまりは「有権者」。そんなざれ歌を口ずさみたくなるような始まりだった。
予報では昼前にはやむ。その通りになって校庭の雪もやがて消えた。有権者も途切れることなくやって来た。
令和5(2023)年11月12日の福島県議選では投票管理者を務めた。そのときの防寒対策を参考にした。
下はパッチとコールテンのズボン、上は長そでと厚手のシャツ、セーター、ブレザー、ジャンパー。それに毛糸の帽子、マフラー、マスク、使い捨てカイロ、あったかソックス、手袋。ひざ掛けといすのクッションを用意した。
カイロは足裏と腰、腹に張った。上履きはスリッパではなく、冬用の靴にした。足の寒さを感じずにすんだから、これはよかった。
体育館は出入り口が開いている。雪の心配は消えたが、寒風が吹き込む恐れがある。
事前に投票所の責任者から連絡があったとき、管理者・立会人3人の席のわきに「ついたて」を要望した。出口からストレートに寒風が当たる。風よけだ。
夕方、突風が吹いた。投票事務の机にある紙が吹き飛ぶ。有権者用の張り紙が波打つ。「ついたて」のおかげで直接寒風にさらされずにすんだ。
2年前の県議選では、足から冷えてガタガタ震えるほどだった。そばにヒーターがあってもそうだった。今回も時々、後ろにあるヒーターを囲んで暖をとった。
ひざ掛けは材質にもよるが、ないよりはあった方がいい、という程度だった。ストーブで下半身を温め、熱が逃げないようにすぐひざ掛けを当てる。しかし、床から寒気が忍び込む。温める・ひざ掛けを当てる――これを繰り返した。
投票所閉鎖後はタクシーで開票所の総合体育館へ。いわき市内全域からタクシーが殺到する。早い時間に着いたようで、わりとスムーズに投票箱を届けることができた。
風邪は? 翌日になっても体調に変化はない。着膨れするほど着込んだためか、なんとか寒さはしのげたようだ。