2024年4月6日土曜日

車の流れがスムーズに

                      
 カミサンの知り合いがお茶飲みに来る。あとで私に、そのときの話をかいつまんで聞かせる。

おや? あるいは、なにそれ? 想像もしなかった出来事に触れると、「コラムの虫」が動き出す。

あれこれ考えをめぐらせているうちにブログ(新聞のコラム)の構成が決まる、ということがある。

 その意味では、ブログの材料の半分はカミサンからの情報といってもよい。独りでは毎日、ネタを探しきれない。

おや、なにそれ、おお、ええっ――。飛び込んできた情報への反応はいろいろだが、写真に撮れるものはまず撮る。

私のブログは写真の「絵解き」といってもいい。カミサンの情報を取り入れながら、写真を前提にして文章を組み立てる。

 先日はお福分けのセリがおひたしになって出てきた=写真。胃袋に入ってからでは遅いので、とりあえずパチリとやる。

 新鮮で、シャキシャキしていた。こんなに歯ごたえのいいセリはめったにない。この実感と写真を手がかりにして、どう書くかを考えていたら……。

 茶飲み話ではないが、接骨院での男の人たちの話が耳に入ったという。「マルハンが閉店したんだって」

 カミサンの言葉に、ええっ!となった。同時に、そうか、それで車の流れがスムーズになったのだと、納得がいった。

 ブログのタイトルはそれで決まり。「車の流れがスムーズに」。写真は、セリのおひたし。パチンコ店の閉店とセリのおひたしをくっつけたのは、主婦の視点と情報でブログのベースができたからだ。

平の街へ行くとき、旧道から国道399号(旧6号)に出る。少し進むと右側に大型パチンコ店(マルハンいわき店)が見える。

片側2車線だから、外側の走行車線の車が遅いときには、内側の追い越し車線を利用する、といいたいところだが、パチンコ店を過ぎるまでは我慢して走行車線を走る。

遅いからといって追い越し車線に移ったとたん、パチンコ店への右折車に遮られて前に進めなくなる。

上り下りとも交通量が多い。なかなか途切れないので、右折ができない、後続車は走行車線にも戻れない。たびたび封じ込められて、「我慢の習慣」ができた。

 しかもつい最近まで、走行車線で工事が行われていた。その工事が終わり、車の流れがスムーズになった。そう思っていたが、右手のマルハンが閉店したことも関係していたか。

 それともう一つ。毎日、新聞折込チラシの数を数える。パチンコ店のチラシはマルハンを除いて片面印刷だ。この裏面をブログの下書きに利用する。

マルハンは両面印刷。マルハンの折り込みがいつからかなくなっていた。閉店ではそれも当然だろう。

ふだんはテレビや新聞から世の中の動きを知る。主婦の茶飲み話からは、男とはまた違った日常の風景が見えてくる。それで地域の動きがより正確にわかる。やはり今回も、男だけでは視野が……という思いになった。

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