2014年2月4日火曜日

カラスよけネット

 隣地との境にごみ集積所がある。いつからかわが家で管理するようになった。隣組に入っていないアパートの人たちも利用する。

 今年に入って、黄色いカラスよけネット(ごみネット)がなくなった。すぐさまカラスがやって来てごみ袋をつつき、生ごみを歩道(通学路)に散らかした。わが家にあった遮光ネットで代用した。そのネットもきのう(2月3日)朝、なくなっていた。たまたま別の用事のために取り置きしていたカラスよけネットがあった。この際しかたがない、それを“流用”した=写真
 
 不思議でならない。なぜごみネットが消えるのだろう。集積所にはおおむね週3回ごみが出される。燃やすごみが月・木、容器包装プラスティックが水曜日。燃やさないごみの水曜日もカラスが袋を破いて中身を散らすことがある。風の強い日はそのプラスティック類が飛ばされる。いつのときもネットが必要になる。
 
 その風がネットをどこかに吹き飛ばしたのだろうか。いや、風はネットをくぐりぬけるだけだ。収集車が去ると、家の前の荷台の下にネットを丸めて置く。なおさら風に吹き飛ばされるようなことはない。としたら、誰かが……。
 
 推測はそこまで。「誰が風を見たでしょう?/ぼくもあなたも見やしない、/けれど木の葉をふるわせて/風は通りぬけてゆく」(クリスティーナ・ロセッティ「風」=西條八十訳)。ごみネットが消えるたびに、この詩が思い浮かんだ。風は見えない。人も見えない。
 
 きのうは無風だったが、今朝は少し風が出てきた。曇天で夕方には雪に変わりそうだという。それでもきょうは立春。人をこごえさせる寒風も、やがて春風に変わる。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

犯人は「強風」と推測します。
収集車が誤って持っていくことはないでしょうし、カラスが巣の材料に持っていくことも考えにくい、人のいたづらもなおさら。

電柱にひもで結わえば、なくなることはないでしょうか?