2014年2月5日水曜日

雪の立春

 立春のきのう(2月4日)、いわきのツイッターやフェイスブックは雪の情報であふれていた。いわき市内各地の雪の様子がわかっておもしろかった。夜には早くも道路が凍り、橋の先で車が横転していた――などという目撃情報もあった。

 ぼたん雪が降りしきる午後遅く、車で平市街へ出かけた。ラトブの4階エレベーターフロアから、うっすら雪をかぶった田町の風景を撮影した。その帰り、助手席のカミさんにカメラを渡して、走行中の車をパチリとやってもらった=写真
 
 いわきの山間地はともかく、平地ではめったに雪が降らない。降るのは主に春先。湿って重いぼたん雪だから、根雪にはならずにすぐ解ける。はかないうえに珍しい。街・里・田畑・川・海辺……、どこでも被写体になる。で、写真付きの雪の情報がネットを飛び交った。

 夜にはこんなことがあった。いわき地域学會の事務所(私の故義伯父の家)で、2月15日に開催する市民講座の案内はがきを印刷しようとしたら、プリンターが正常に作動しない。ラベルのあて名が一部かすれたり、はがきが薄汚れたりしてしまう。

 年明け以降、人がいるときにはエアコンのほかに石油ストーブをつける。やかんをかけている。この湿気と寒気のせいでプリンターが結露したのではないかという。デジタル機器は湿気に弱い。紙がしけるのも嫌う。そういうことにうとい人間には、原因を探り、手を打つ事務局次長が、何か特別な存在のように思われた。プリンターは間もなく復活した。

 さて、一夜明けた今朝の状況は? 快晴。室内でも素足では痛いくらいに冷たい。台所の水道は、蛇口をひねると半分凍結状態で、水の出が悪かった。最低気温は小名浜で氷点下3.9度だった。たぶん今冬一番の冷え込みだろう。家の前の道路は乾いていた。歩道は側溝のふたがところどころ雪をかぶっている。その雪は少しザラメ状だ。
 
 いわきには、冬も車はノーマルタイヤのままという人が多い。私がそうだ。けさは特に、橋が要注意。上と下から冷やされて凍っているところがあるかもしれない。年寄りは、日が高くなって、ザラメ雪が解けたあとに動き出すのがよさそうだ。

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