2014年2月9日日曜日

“外憂内患”

 きのう(2月8日)は、朝から雪になった=写真。4日のぼたん雪よりは細かく小さい。庭がどんどん白くなっていった。夕方には風が出て、雪が横なぐりに吹きつけた。夜には、雨になったかと思うと、また雪になった。けさは――。しんしんと雪が降っていた。いわきで2日も休みなく雪が降る、などということは記憶にない。道路は、車輪の跡が“氷水”のようになっている。7時ごろにはやっと雪がやみ、やがて日も差してきた。

 いわきサンシャインマラソンが中止になった。1万人以上がエントリーしていた。市外の参加者はいわきへの足確保に苦労したことだろう。大阪から10キロコースに出場する予定だった知人女性は8日、常磐線が動いているうちにいわき入りした。

 実は昨夕、その知人とイトーヨーカドー平店2階にある交流スペース「ぶらっと」で会うことになっていた(「ぶらっと」のスタッフも1人、フルマラソンに挑戦するはずだった)。旧国道、国道6号と幹線道路はシャーベット状だ。圧雪されていればお手上げだが、アスファルト路面がのぞいている。恐る恐る出かけた。
 
 常磐線は運休が相次いだ。いわきへたどり着けたかどうかわからない。「ぶらっと」の前に寄ると言っていた豊間の友人に電話したら、今着いたところだという。本人に代わってもらい、少し話した。知人の乗った特急はなんとか動いたものの、予定より1時間遅れになったという。「あしたは開催・中止どっちに転んでも、雪で転ばないように」と言って、「ぶらっと」での再会を中止した。日が暮れると路面が凍る。急いで帰宅しないと。

 家の前に白い乗用車が止まっていた。ハザードランプが点滅し、右前部が壊れている。対向車と衝突したとかで、左前輪が縁石をまたいでいた。けがはなかった。やがてパトカーが来た。カミサンが家にあった板切れを貸した。おまわりさんらがタイヤの後ろに敷いて車を押すと、簡単に縁石を乗り越え、車道に戻った。

 私は全く手伝えなかった。その日朝、着替えをしようとしたら、腰に電気が走った。痛くて四つんばいになった。そろりそろりと歩くのが精いっぱいなので、車を押せるような状態ではない。家の外は雪、内側ではぎっくり腰。内憂外患ならぬ、“外憂内患”できょうも身動きが取れない。

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