2013年8月20日火曜日

はげたま!

6歳と4歳だからといってあなどれない。悪者をやっつけるゴーカイジャーだか仮面ライダーだかに変身すると、予想以上の力を出す。孫の倍近い背丈があるとはいえ、体力が落ちているから、体当たりにグラッときたり、パンチがこたえたりする。そんなときには手と足で防戦するしかない=写真

知恵もついてきた。背中にまとわりついては頭のてっぺんをぺたぺたやる。決まってニヤニヤしながら言う。「はげたま!」。いつ、どこでそんなことばを覚えたのか。悪口としては「あっかんべー」のレベルからずいぶん進化したものだ。来年は小学1年生。天使の羽が少しずつ取れて人間に近づきつつあるのだろう。

そうなると、孫はかわいいだけではなくなる。ライバルにもなる。「おじいちゃんは、六十四才/テレビチャンネルで/けんかになって/ぼくと同じ/八才になった」。先日、いわき駅前再開発ビル「ラトブ」で見つけた、小学3年生の詩だ。

郡山市に児童詩を募集・発表している<青い窓>がある。ラトブにその作品が展示されていた。子どもを対象にした夏休みの催事だろうが、詳しいことは知らない。通りすがりに作品をながめて、おもしろかったのでメモした。

いずれそうなるのだろうか。いやいや、そこまではいかないだろう。いやいや、わからない――なんて思いながらも、小3の男の子の観察力に舌を巻いた。「はげたま!」もそうだろう。祖父母は孫を観察しているようで孫に観察されているのだ。

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