2014年3月18日火曜日

庭のスイセンの花

 庭のスイセンのつぼみがふくらんでいるのを写真に撮ってアップしたのが2月下旬。立春を迎えたとたんに雪が降り、以後、しばらく「光の春」と「寒さの冬」の綱引きが続いた。きのう(3月17日)夕方、なにげなく見ると、庭のスイセンが咲いていた=写真
 
 今年最初の、わが家の庭の花! 寒さがきついこともあって、今にずれ込んだのだろう。と書いて、ふと思った。そうではない。こちらがもっと早く見てやればよかったのだ。3月。年度末に入って事務的な仕事が増えた。庭の草木をながめるゆとりが、いつの間にかなくなっていた。
 
 季節は間違いなく冬から春へと移っている。暦の上の春ではなく、体で春を実感したのは3月13日。昼あたりからしとしと雨が降り出した。脳裏に草木の芽吹き・芽生えをうながす慈雨のイメージが広がった。そのとき庭をながめたら、スイセンの花の一つか二つは咲いていたかもしれない。
 
 行政区の総会が間もなく開かれる。年度末にきて、区の1年間の流れがやっと頭に入った。行政区や大字の行事は、体を使えばなんとかなる。しかし、欠員が続く区の役員をどう確保するか。3月に入って思い悩む時間が増えた。庭の花はそんな頭のもやもやを一瞬、晴らしてくれる。
 
 よく見れば、スイセンだけではない。クリスマスローズがうつむき加減に白い花をつけている。ジンチョウゲも小花を開き始めた。緑色の葉の間からスミレの紫色がのぞいている。庭はいつも小さなワンダーランド。

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