2014年3月30日日曜日

隣組長・班長事務費

 今年度も残すところあと1日。きょう(3月30日)は午後から、わが行政区の総会が開かれる。

 区長が行政嘱託員を兼ねる。その1年生だ。基本的な仕事は月に3回、市などから届いた行政・広報資料を班ごとに振り分け、区の役員を介して隣組・班に配ること。ほかに、地区の球技大会・体育祭その他の準備をしたり、区内外の会議や講演会に参加したりする。一つひとつはそんなに時間がかからない。が、全部こなしたら結構な回数になるのではないか。
 
 それでも、これらの仕事は体力があればなんとかなる。間もなく満1年、やれやれと思ったのも束の間、最後の最後に“難関”が待っていた。
 
 市から隣組長・班長事務費が戸数に応じて支給される。支給のための経理は行嘱員がやる。振り込まれた金額を金融機関から下ろしたのはいいが……。来年は絶対、福沢諭吉では受け取らない。野口英世だけにする。100円硬貨も200枚ほどは必要だ。
 
 事務費は1世帯当たり年400円。10世帯の班なら、班長事務費は4000円になる。2400円、3800円、1600円、……。大きくてきりのいい数字はまずない。1万円札ばかりでは袋詰めができないではないか。
 
 福沢諭吉をカミサンに渡し、家の前の郵便局から同じ金額を野口英世で引き出してもらった。2万円分は100円硬貨で――と注文したら、「ありません」と断られたという。
 
 さて、どうしたものか。思いあぐねていると、カミサンが瀬戸物の貯金箱=写真=から500円硬貨と100円硬貨を取り出した。それでも何枚か足りない。最後は、コンビニへ買い物に行って100円硬貨を調達した。
 
 経理を仕事にしている人は、手早く計算を済ませて袋詰めを終える。そのための小銭も事前にそろえておく。が、職場でも、家庭でもカネの計算を人任せにしてきた人間は、そこまで頭が回らない。この年になっても学習することがある。そのうえ、きょうはあいにくの雨。だんだん荒れた天気になるという。1年目最後の試練だ。にっこりやるしかない。

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