2014年3月27日木曜日

百回忌の人たち

 義母の十三回忌の法要が行われた。春分の日で始まる3連休に合わせ、日曜日(3月23日)、カミサンの実家に子・孫・ひ孫など11人が集まった。

 寺へ行く前に昼食をとった。施主(義弟)が「百回忌の人間が3人いる、その法要もしてもらう」と告げた。百回忌! 3人! わが子(義母の孫)と孫(義母のひ孫)にとっては血のつながりのある「ご先祖さま」だが、いったい何代前の人たちなのだろう。

 99年前の大正4(1915)年に亡くなった人が、今年、百回忌に当たる。3人を歿月日順にみると――。6月11日、カミサンの曽祖父が亡くなる。天保14(1843)年生まれの71歳。8月28日、カミサンの祖父の子が1歳の誕生日を目前にして亡くなる。10月23日、その子の母親、カミサンの最初の祖母が亡くなる。享年32。ほぼ2か月おきに3回、葬式が続いたことになる。

 スペイン風邪がはやるのは大正7~8年。その3年前だから、たまたま不幸が重なったのだろう。このあと、祖父の再婚などがあって今に至るのだという。

 本堂でお経をあげてもらったあと、墓に詣でた=写真。天保生まれの仏さまから平成生まれのわが孫まで、死者・生者6代が向き合ったかたちになった。

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