2014年9月16日火曜日

国道6号全線開通

 きのう(9月15日)のテレビは一日、国道6号の交通規制解除のニュースを流していた=写真(NHKニュース7)。東日本大震災に伴う福島第一原発事故の影響で、双葉郡富岡町~浪江町の約14キロ区間が通行止めになっていた。それが、3年半ぶりに解除され、一般車両も通行できるようになった。

 ただし、オートバイ・原付き自転車・リヤカーなどの軽車両・歩行者は、被曝を防ぐためにこれまでどおり通れない。

 3・11後、新しく知り合った双葉郡や相馬郡、南相馬・相馬市の人たちから、実家や自宅への一時帰宅がいかに不便か、という話を聞いていた。許可車両以外は、阿武隈の山中を南北に貫く国道399号、あるいは349号を迂回するしかない。時間もかかれば、燃費もかさむ。多少のリスクはあっても、本来の便利さが戻ってきた。

 主要地方道いわき浪江線(通称・山麓線)は、いわき市と、川内・葛尾2村を除く双葉郡6町の国道6号西側の山すそを縫って走る。大熊町の北で双葉町から郡山市へとほぼ真西に延びる288号にぶつかる。田村市常葉町の実家(この国道沿いにある)への行き帰りによく利用した。山麓線も原発事故のあと、帰宅困難区域内で通行止めになった。
 
 で、今は川前~川内~田村市ルートで実家に帰り、夏井川沿いの田村市~小野町ルートで戻ってくるのが定番になった。むろん、その逆もある。
 
 2013年11月初旬、震災後初めて山麓線を富岡町まで北上した。知人のオジさんの家が山麓線沿いにある。土の庭の放射線量は1メートルの高さで毎時4.2マイクロシーベルトだった。日中の立ち入りが可能になった山麓線沿いでこの数値だから、国道6号も除染をしたとはいえ数値は低くはない。ネット情報がそれを裏づける。

 わが家の近くの国道6号――。道路情報板は、以前は「冨岡町以北通行止め」を告げるものだったが、きのうから2輪車走行を規制するものに替わった。

 来週は父親の27回忌のため田村市の実家へ帰る。大熊町~国道288号間は依然、一般車両は通行できない。山麓線から県道小野富岡線を利用し、川内を経由して田村市都路町で国道288号に出るルートは前から自由通行だった。行きか帰り、このルートで規制が解除された富岡の国道6号を通ってみよう。

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