2014年9月17日水曜日

雨のカーテン

 きのう(9月16日)午後1時すぎ、車で平の街へ向かっていると、西方、阿武隈の山並みが一部、灰色に染まっていた。街に入ったとたん、雨粒がフロントガラスをたたき始めた。ほどなく土砂降りになった。

 鉛色の雲から垂れ下がる雨のカーテンにはそう出合わない、写真に撮らねば――一瞬考えたが、間に合わなかった。街の中ではビルが邪魔になって、山並みが見えない。そういえば……、旅先でも雨のカーテンを撮ったことがあったっけ。

 写真のデータをチェックしたら、2013年7月京都旅行、2010年9月台湾旅行のなかにあった。京都では京都タワーから洛南をぬらす雨を撮った。台湾でもタイペイ101から局地的に降る雨を撮った=写真。
 
 自然は時々刻々変化する。通り雨が来る。急に風が吹く。雨脚が遠のけば青空になる。そうだ、忘れていたが、通り雨の前、午後零時28分に地震があった。震源地は茨城県南部で、栃木・群馬両県南部と埼玉県北部で震度5弱を記録した。
 
 いわきは震度2だった。おや、めまいかな。でも、ちょっと体が揺れているぞ。地震だ!と気づいたときには、家そのものがプリンの上で左右に動いているような感じになった。
 
 9月3日には栃木県北部を震源に、日光で震度5弱の地震が起きている。関東の内陸部が少し活発になってきたということか。
 
 通り雨の中を帰宅するとほどなく、シャプラニールの前事務局長が心配して、滞在先の沖縄から電話をくれた。ありがたいことだ。が、今回は関東が主だ。電話をもらうより、こちらからかけないといけないくらいだった。

 通り雨の話に戻ると――。平のまちで雨に出合った好間(平の隣接地区)の人が、急いで帰宅すると洗濯物は濡れていなかったという。雨のカーテンは、境目がはっきりしていた。

0 件のコメント: