下半期最初の日、7月1日は早朝、区内会の役員さんと担当する隣組の班長さん宅に回覧資料を届けた。
夏場は日が昇り始めるとすぐ暑くなる。特にカラ梅雨の今年(2025年)はそうだ。まだ汗がにじむ程度の朝6時過ぎ、新聞配達よろしく車で区内を巡った。
資料は世帯数分をまとめて、前日までに袋に詰めておく。ざっと30袋だ。それを、戸建て住宅の役員さん宅の場合は担当分をレジ袋にまとめて玄関の軒下に置き、集合住宅の班長さんの場合はそのまま1階の郵便受けに差し込む。
前年度までは、広報資料の配布は月に3回あった。この4月からはそれが1、15日の2回に減った。
行政嘱託員の労力が減るのはいいのだが、年間を通じた件数と量(全戸配布ないし隣組回覧)はたぶん変わらない。
となれば、配布日によっては数量が膨らむ。6月は、1日の「広報いわき」などの配布のほかは、15日の配布が休みになった(ただし、地元の回覧資料があったので、それを15日前後に配った)。
7月1日は? 全戸配布が3件。広報いわき、県広報誌「廃炉を知る」と、「アリオスペーパー」=写真=だ。
これに回覧だけの1枚資料が4件(地元の小学校だより、花火大会交通規制、県警だよりと地元交番のチラシ)。
7月は奇数月なので、偶数月発行の県広報誌「ゆめだより」はない。代わってというわけではないが、新たに「アリオスペーパー」が加わった。
問題は、集合住宅の郵便受けに袋を差し込めるかどうかだ。ここは役員不在のために、周囲に住む役員さんが配布などを代行している。
郵便受けに入らない場合は、班長さんの自室へ届けるために階段を上り下りしないといけない。老体にはこれがこたえる。
年度末の3月に全戸配布をする「健康のしおり」は1冊65ページ。世帯数分だけで袋が二つ必要なところもある。
当然、郵便受けには入らない。集合住宅の3、4階についてはカミサンに配布を頼んだ。
今回も1階で用がすまない場合は持ち帰り、カミサンを連れて再度、集合住宅へ向かう――そういう段取りでいたが、幸いどの隣組も郵便受けで用がすんだ。
にしても、と思う。「アリオスペーパー」は前号まで新聞(県紙)折り込みでやってきたのではなかったか。
旧知の業者から宅配便で届いた「アリオスペーパー」の添え書きには、今回(7月1日付)から年4回、広報紙「アリオスペーパー」を発行する、行政嘱託員には手数をかけるが配布・周知をお願いする、とだけあった。
確かにサイズもA3からA4にリニューアルしたが、新聞折り込みのフリーペーパーというイメージはぬぐえない。
新聞折り込みは当然有料だろう(まさか、ただ?)。それをやめて今度は行政の広報紙として、隣組の回覧網にのせようというのか。
偶数月の10月と4月は県の「ゆめだより」が加わる。この時の全体のボリュームも気になる。
行政の末端、いや地域の先端で住民と接している人間は、新たな全戸配布資料の追加に、しばし戸惑い、ひとり梅雨空気分になるのだった。
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