福島県に2回目の熱中症警戒アラートが発表された日(7月18日)、東北南部の梅雨が明けた。
6月14日に梅雨入りが発表されたものの、しとしとジメジメは長くは続かなかった。いや、猛暑続きだったといってもいい。典型的な「カラ梅雨」だ。
例年、7月には行政区内の事業所を回って、地区市民体育祭の協賛金をお願いする。
まずは趣意書を届けながらあいさつをする。1週間後、今度は芳名簿を持って集金にお邪魔する(2回訪ねるのは、決裁までに1週間ほどかかる事業所があるからだ)。
あいさつは9日、集金は16日。つまり、水曜日。週半ばの事業所回りは、前からの慣例でもある。
私と一緒に回るのは行政区の会計さん。ここ数年、同じコンビでやっているので、待ち合わせ場所と時間は例年通りと決め、資料その他をそろえて当日を待つ。
去年(2024年)までだと、酷暑で日程を変えるようなことは考えもしなかったが……。今年はどうも暑さの質が違う。そんな不安にとらわれた。
とにかく「カラ梅雨」で危険な暑さが続いている。9日には福島県に今年初めて、熱中症警戒アラートが発表された。
それを前日の8日に知って、会計さんに「1日順延」を伝えた。大正解だった。9日は危険な暑さ、翌10日は曇天だった(そのことは7月11日のブログに書いた)。
それから1週間後。天気を気にしながら、水曜日16日を迎えた。雨も覚悟していたが、幸い今度も曇天だった。暑さにやられることもなく、スムーズに集金を終えることができた。
この10日から16日までの間、曇天のあとに天気は回復して危険な暑さが戻っていた。
13日の日曜日には、ヤマ(夏井川渓谷の隠居)へ行き、ハマ(薄磯・豊間)で昼食をとり、防波堤から海をながめた。海開きを待ちきれずに、人が海水浴を楽しんでいた=写真。
実質的には、東北南部はもうずいぶん前に梅雨が明けて、酷暑の夏に入っていたようなものだ。
たまたま事業所回りの日に限って曇天になった。その偶然を喜びながら、梅雨が明けた18日、会計さんと協賛金・芳名簿・領収書の控えなどをまとめたあと、地区体育協会の事務局である公民館にそれらを届けた。
前にも書いたが、ルーティンだからといって、事前の日程を優先させたら、救急車を呼ぶ騒ぎになったかもしれない。
体育祭は8月最後の日曜日に開催される。市長選があるために9月最初の日曜日から前倒しになった。
時期的にこれでいいのか。温暖化、そして少子高齢化。50年近く前に体育祭が始まったときと、時代は、社会環境は激変している。曲がり角にきていることはまちがいない。