わが家の白菜漬けは、塩分控えめと温暖化の影響なのか、甕(かめ)に漬け込むとすぐ水が上がり、表面に白い膜が張る。産膜酵母という。
まだ新しいのに、この膜が張ると酸味が増す。早々と古漬けのような味になる。カミサンはそれが好みのようだが、私は出来立てでさっぱりした白菜漬けがいい。産膜酵母が張ると、いつも「どうしたものか」と悩む。
暮れにカミサンの知人から袋入りの「大根キムチ」が届いた。陶器の入れ物に移し、大根を食べているうちにはたと思い浮かんだ。
キムチのたれがいっぱい残っている。捨てることはない。これに白菜漬けを加えたら、「白菜キムチ」になるのではないか。
さっそく実行する=写真上1。まずまずだった。酸味が抑えられて、晩酌のつまみにも、ごはんのおかずにもなった。
その延長で、ある食品メーカーの「キムチの素」を買って来る。激辛ではない。それでも白菜漬けにまぶすとけっこう辛い。
若いときは、このくらいの辛さは平気だったが……。後期高齢者になると、舌がマイルドなものを求めるようだ。まぶす量を減らす、ほかのたれとブレンドする。次はその両方を試してみよう。
そもそも食べ物はローカルが基本。「大根キムチ」はいわきの地元製品だ。いわきに合った「白菜キムチ」を作るには、「大根キムチ」を買って来て、そのたれを再利用すればいい。道の駅へ行った際、「大根キムチ」を2袋買った。
ほかに「正月だから」と、食卓に並んだものがある。秋に「置き干し柿」をつくった。正月に食べるために、数個を冷凍しておいた。
干し柿を切ってアイスを載せたものが出てきた=写真上2。さっぱりした甘みに、カミサンは「珍味だね」と喜んだ。
ネギ=写真上3=も大みそかに知人からちょうだいした。1年前の師走、用があって訪ねると、すぐわきの畑からネギを掘り取って来た。それに続くお福分けだ。
まずは焼きネギにする。ネギとジャガイモの味噌汁にもする。太ネギは硬いというイメージがあったが、知人のつくるネギは思った以上に軟らかい。
白菜キムチ、アイス干し柿、焼きネギ。正月三が日は、自己流のおかずが並んだ分、「ここだけ、うちだけ」の気分で晩酌を楽しんだ。