これまでの台風は、南方海上で生まれてから西へ向かい、さらに東へと向きを変えて西日本に上陸し、東日本へと本州を横断するのが一般的だった。
ところが、台風15号は高気圧が北に後退したからか、生まれは同じ南方海上でもそのまま北上し、東の太平洋から本州にやって来た。
8月11日午後8時ごろ、茨城県南部に上陸し、本州を西へ駆け抜けた。「逆走台風」である。これも「地球沸騰化」の時代の一現象なのだろう。
近年は低気圧自体が狂暴化しつつある。冬でも台風並みに発達して、あちこちに被害をもたらす。それだけではない。日本でも「竜巻」がたびたび発生するようになった。
何年か前に爆弾低気圧が通過したとき、わが家の南隣にある故義弟の家の庭木が傾いた。根が浮いたので始末したが、こんな被害は今までなかったことだ。
気温も高めに推移している。気象庁は今年(2026年)、最高気温が40度を超える日を「酷暑日」と定めた。
東北最南端の太平洋側(いわき市)では、まだ酷暑日を経験したことはない。が、部分的な酷暑なら毎日経験している。車の窓を開けずに止めておくと、車内が超高温になっている。
そのうえ、南向きだとハンドルが直射日光を浴びて「アチチチッ」となる。庭だけでなく、スーパーなどの野外の駐車場でも同じだ。
家の庭では車の窓を開けておく。「やけど」対策として、ハンドルにはタオルをかぶせる。夏場はそれでタオルが欠かせない。
エアコンは出だしにかけるだけ。走行中は窓を開けて風を入れる。それで十分暑さがしのげる。
問題は太陽が運転席の右側にあるときだ。直射日光を浴びて、むき出しの右腕が熱く、痛くなる。
ハンドカバーが家にある。それを持ち込んではめるほどではない。腕が熱くなってきたなと思ったら、ハンドル用のタオルを巻きつける=写真。
直射日光にさらされているのは同じでも、熱が布で遮られる。痛みも消える。ハンドルに、右腕にタオルはなかなか効果的だ。
とはいえ、大腿部まで日光が差し込むと、いくらズボンをはいているからといっても、次第に熱を帯びてくる。こちらは我慢するしかない。
これは地球沸騰化だけが原因ではあるまい。子どものころは、日焼けなどは平気だった。川にも、森にもランニングシャツと半ズボンで出かけた。
それが、どうだ。外出には、男だろうが日傘を持って出かけたい、そんなことを考えるようになった。
これも加齢の一現象には違いない。ま、カンカン照りの中を歩き回ること自体、年寄りには危険このうえないのだが。
地球はこれからどうなるのだろう。もういなくなるからいいや、ではない。年寄りだからこそ孫たちの行く末が心配になる。