夜中に一度起きる。日が替わったのを確かめてブログをアップする。
起きると玄関の先が闇夜の中でうっすら明るかった。窓のカーテン越しに庭を見ると、月明かりの中で車が、庭木が浮かび上がっている。12月の満月は5日。明るいはずである。
それから4時間後。二度寝のあとに布団から抜け出して、玄関を開けて新聞を取り込みながら庭に出る。雲が出ているのか、星は見えない。霧雨が漂っていて、眼鏡に水滴が付いた。
夜が明けると次第に東の空が赤く燃えてきた。晴れるのだろう。雲はとっくに消えていた。
庭はふだんと変わらない。が、車の屋根とフロントガラスがうっすら雪をかぶっている=写真。義弟が住んでいた南隣の家の屋根も白い。
霧から雪になったのか。としたら、いわきの平地にも早い「初雪」が降ったのだ――。きのう(12月4日)のことである。
カミサンは足のマッサージのために、一日おきに接骨院へ行く。前は車で送迎したが、最近は送っていくだけだ。マッサージが終われば歩いて帰って来る。
早い朝食後、接骨院へ行くために車のエンジンをかける。ワイパーでフロントガラスの雪を払おうとしたら、「ガガガガ―」ときつい音がした。
なんだ、これは! フロントガラスに張り付いたのは、乾いた粉のような雪ではなく、凍った「ザラメ雪」だった。すぐやかんのお湯をタオルに注いで、フロントガラスの「ザラメ雪」を解かした。
それから2時間ほどたつと、隣の駐車場で人声がした。やはりワイパーを回して、「なんだ、これは!」となったのにちがいない。
フロントガラスの「ザラメ雪」を解かすのに手間取ったことだろう。そんな驚きと戸惑いの光景が、いわき市内各地で見られたのではないか。
カミサンが接骨院から戻って来て「報告」した。車や屋根の「雪」は、天から降ってきたのではなく、霧雨が未明に凍ってザラメ状になったものらしい。接骨院での話である。なるほど。
すると、これは霜と同じではないか(以下は、それからの憶測)。検索すると、霜とは冷たい地面や物体に接した空気中の水蒸気が直接氷の結晶となって付着したもの、とAIが回答する。
畑の大根の葉が冬の朝、霜をかぶって白くなるように、車も家の屋根も水分でぬれていた表面が凍り、そこに空気中の水分が霜となってかぶさったのだろう。車のドアの取っ手はその点、霧雨が凍結しただけのようだった。
アスファルト道路は車や家の屋根よりは保温性があるらしく、ザラメ状にはなっていなかった。運転には支障がなかった。
西の阿武隈の山並みも、最初は雪をかぶっているにちがいない、そう思ったが、いつもの初冬の姿だった。やはり庭では冷え込みによる凍結と霜が重なったのだ。
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