2013年9月11日水曜日

2年6カ月

きょう(9月11日)は東日本大震災から2年6カ月。パソコンに取り込んだ「東日本大震災豊間地区殉難者精霊位」=写真=の画像に手を合わせ、津波で亡くなったすべての人の安らかな眠りを祈った。

2年半がたってようやく――と言おうか、わが家では今、震災の応急修理が行われている。道路の向かいの家でも解体が終わり、新築工事が進む。いわき駅周辺、つまりいわきの中心市街地でもビルの解体・修理工事が目立つようになった。震災復旧事業がいよいよ厄介なビルに移ってきた、“最終章”に入った、ということだろうか。

わが家の応急修理を手がけているのは豊間の大工氏。あの日、津波から間一髪で逃げのびた。画廊喫茶で知りあってからざっと40年。結婚後は展覧会のオープニングパーティーで顔を合わせる程度だったのが、東日本大震災後につきあいが復活した。

豊間では多くの人が津波で亡くなった。そのために去年、今年と3月11日にキャンドルナイトが行われた。初回、大工氏を陣中見舞いに訪れたら、手伝う羽目になった。今年も手伝い要請の電話がかかってきた。「精霊位」はそのとき、祭壇に飾られてあった。それを撮影した。

きょうはアメリカ同時多発テロ事件の日でもある。12年前のこの日、夜遅く帰宅してテレビをつけたときの衝撃が忘れられない。旅客機がビルに衝突する映像が繰り返し流された。3・11、9.11両方の追悼と鎮魂の思いを新たにする。

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