カエルは身近な生きものだ。わが家の庭にはアマガエルがすむ。夏井川渓谷にはカジカガエルが、そばの森にはヒキガエル=写真=やヤマアカガエルがすむ。もっと山中に分け入ればモリアオガエルと出合えるかもしれない。
と、のっけから小さな両生類の話になったのは、いわき市立草野心平記念文学館がカエルグッズを募集している、と知ったから。
心平生誕110周年・文学館開館15周年記念企画展「みんなだいすきアンパンマン やなせたかし展」が日曜日(9月8日)に終了した。来館者は開館記念展以来の“大入り”とかで、
軽く2万人を超えた。
10月5日からは次の記念企画展「サイデンステッカー カエルコレクション展」が開かれる。それにちなんで、オブジェや文房具、食器類など、市民自慢のカエルグッズを展示するコーナーを設ける。
先日、文学館で開かれた事業懇談会で学芸員がPRした。新聞にも募集記事が載った。それに触発されたのだが、併せてカエルの写真展を開いたらどうか。グッズと同じように市民からカエルの写真を募集する。大きさははがき大で十分。エントリーシートを少し変えて、タイトル、撮影日時・場所がわかるようにすればよい。
本人はそう呼ばれるのを嫌ったが、心平は「カエルの詩人」として知られる。カエルは恐竜などとともにジュラ紀に出現した。恐竜は滅んだが、カエルは栄えた。今も生命を謳歌している。
わが家にはカエルのグッズはないが、写真なら2、3枚は準備できる。どうですかこのアイデア、文学館さん。
1 件のコメント:
子供の頃、カエルは身近なオモチャだった。
捕る行為そのものにスリルがあってわくわくした。
あるとき水が干上がった沼に足を踏み入れた時、岸辺のカエルが一斉に逃げ出していた。
ヘビがのたうちまわりながらカエルを捕まえようと死闘を繰り広げていた。生死をかけた現実御目の前で見るのはつらい。
ウシガエルを捕まえるのに、岸辺の穴に手を突っ込み何匹も捕獲した。
平伏沼のモリアオガエルは夜、産卵を見る機会に恵まれた。
両生類と人間は進化の過程でどこかDNAに子孫を残して生き延びなければならないという回路があるかもしれない。
カエルの姿が絶滅したら環境は人間も生きられないレベルになっているのかもしれない。
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