2014年10月7日火曜日

避難準備情報

 台風18号がいわき市に最接近したのは、きのう(10月6日)の昼前後だったか。朝9時15分、福島地方気象台がいわきに「土砂災害警戒情報」を、直後の9時35分には、市が全域・全市民を対象に「避難準備情報」を出した。全市民対象の「避難準備情報」は記憶にない。市民もずいぶんとまどったことだろう

 午前中は暴風雨に閉じ込められた。テレビをつけっぱなしにし、ネットで絶えず情報をチェックした。リアルタイムの情報という点では、ツイッターにかなわない。発信する個人が現場にいる。夏井川やその支流の新川、藤原川流域の釜戸川の様子が市民撮影の写真でわかった。

 わが家は、大雨になるとすぐ車・歩道が冠水する水害常襲地帯にある。ちょうど「燃えるごみ」の収集日。川になった歩道をごみ袋が流れてきた=写真。あとで聞いた話だが、近くを流れる農業・生活排水路(三夜川)があふれそうになった。側溝から逆に水があふれたところもある。

 雨は、お昼過ぎにはやんだ。青空が広がり始めたころ、行政区の仕事で保健福祉センターと市役所本庁へ出かけた。途中、新川と夏井川を見たが、台風が去って2~3時間あとだったからか、堤防のてっぺんまではまだ余裕があった。夏井川河口経由で、写真を撮りながら帰宅した。

 見晴らしのいい場所で車から出ようとした途端、うしろから烈風が吹いた。あおられてドアが開き、激しく音を立てた。ドアがもぎ取られるのではないか、と思うくらいの風の勢いだった。現場を見たい――職業病的な欲求がまだ残っている。ほどほどにしないとケガをするぞ、という警鐘でもあったか。

0 件のコメント: