先の日曜日(4月7日)早朝、夏井川渓谷の無量庵へ行く前に、小川の諏訪神社へ寄った。強い低気圧が通過したあとだった。境内のシダレザクラは、しっかりと花をつけていた。右手にあるベニシダレも、その隣のヤマザクラ=写真=も満開だった。花と向き合って人心地がついた、そんな感じがした。
わざわざ遠出をしなくても「春」は足元に、頭上にある。庭のスミレが、近所の家のソメイヨシノが心を和ませる。それはしかし、気持ちに余裕があればこそ、だ。
4月に入ったとたん、生活のリズムが変わった。区内会の総会が3月末に開かれ、新しい役員が決まった。副区長の宿命で、区長兼務の行政嘱託員になった。高みの見物をしてはいられない、当事者意識を持たねば――と自分に言い聞かせて、役員を引き受けてから3年。だれかがいっていたが、怒涛のような日々が続く。
区内会の口座その他の名義変更、小学校の入学式や民生委員との懇親会への出席、340世帯に配る回覧資料の割り振り・配付……。そこに、所属しているいわき地域学會の総会準備などが加わって、頭がこんにゃくになりそうだ。
自分の時間はどこへ行った? いや、時間は絶えずヒトとの関係のなかで決まる。その調整の度合いが変わった。自分の都合を優先できなくなっただけだ。小学1年生と同じで、ちょっぴり緊張しながら慣れるのを待つしかない。
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