近くに立鉾鹿島神社がある。5月4日に例大祭が行われる。神社から南へまっすぐ参道が伸びる。常磐線の線路が参道を横切っているので、そこはふだん通行が禁止されている。が、この日、神社を出発した神輿はためらいなく線路を渡り、鳥居をくぐって氏子の待つ集落へと繰り出した=写真。
社伝によれば、同神社は大同2(807)年以前に創建された。つまり、1200年余の歴史を誇る。社殿が現在地に落ち着いたのは天正5(1577)年。明治になって敷設された線路などは、祭りの日には目じゃない。JR関係者と思われる人が線路敷に立って神輿が渡るのを見守っていた。
4月に行政区の代表になってから、生活のリズムが激変した。小学校の入学式に招かれ、長寿会の総会に顔を出し、合間に自分の仕事をする。
そこへ、神社から例大祭の案内状が届いた。わが行政区は県営住宅などがひしめく新開地のため、氏子はいないに等しい。祭りとは無縁の地区だ。で、去年までは祭典への出席(来賓として)を区長さんにまかせて、大型連休には自由に羽を伸ばしていた。その役目が今年めぐってきた。
午前10時に拝殿で祭典が執り行われた。女の子による稚児舞も奉納された。11時半に神輿が出発するのを見送った。それで、神輿が線路を渡るのを知った。早朝の花火も、去年までは「ん?」だったのが、今年は例大祭挙行の知らせだとすぐわかった。
祭りの行われたきのうは「みどりの日」。きょうは「こどもの日」、そして立夏。「未知との遭遇」が続いているうちに春が過ぎた、という印象が強い。
2 件のコメント:
いわきの例大祭は、やはり4日が多いのでしょうか。私がいわきに来た30年前はその前後の
確かうろ覚えでは、5日だったかなと思いますが・・今思えば、どんよりとした日が多く、まして祭日の間に変更になった頃には、おみこしも年々担ぎ手も少なくなり、私も担ぐのもきつくなってました。でも、物凄く懐かしいです。
いわきの例大祭は今4日なんでしょうか。
私がいわきにきた30年前には確か5日
だったのですが、花形はおみこし担ぎです
ね。年々疲れがたまって、祭日の間になり
助かりました。懐かしいです。
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