わが行政区はざっと340世帯、30余の隣組からなる。4月に「行政嘱託員兼区長」(人がいないので、そのまま保健委員も)を引き受けてから、多くの情報(主に要望)が入るようになった。
平市街のベッドタウンとして開発が進められた地域だけに、年度替わりの春には人の出入りが少なからずある。新しく隣組に入った人のために「ごみ収集カレンダー」=写真=を、と区の役員さんが言ってきた。ごみ関係は保健委員の担当になる。手元にないので、市役所へ車を走らせ、少し多めにごみカレンダーをもらってきた。
別の日には「ごみ集積所のカラスよけネットが古くなったので、取り替えてほしい」という電話が入った。すぐホームセンターへ出かけてごみネットを買い、要望のあった隣組の班長さんの家に届けた。
また別の日には――。やはり、ごみカレンダーがほしいと、近所の人がやってきた。間もなく貸家に入る人がいる。隣組にも入るという。双葉町の仮庁舎がいわき市の南部にできた。6月17日に業務を開始する。それに伴って避難先の埼玉県加須市から移ってくるらしい。
ルール通りにごみを出すことがコミュニテイの平穏を守る第一歩。そのためのごみカレンダーであり、ごみネットだ――ときどき家の前のごみ集積所でカラスと知恵比べをしないといけない保健委員の目には、そう映る。双葉町民であっても、コミュニテイの一員として隣組に入る、郷に従う、という姿勢がうれしい。
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