きのう(5月3日)、車の燃料計の針が半分近くまできたので、いつものガソリンスタンドへ寄って満タンにした。夕方の6時を過ぎていた。
給油中、なにやらにぎやかな音が聞こえてきた。道路に出てすぐ直角のカーブを曲がると、「愛宕花園神社」ののぼりが目に入った。ハッピを着た人や背広姿の人もいる。すぐそばに神社がある。みこしが町内の渡御を終えて帰ってきたのだろう。
いわきに根っこを生やした人間だが、いわきのどこの神社ともつながってはいない。いつ、どこで、どんな祭りが行われるのかも、正確にはわからない。ただ、ゴールデンウイークになると、祭りが集中して新聞記者たちは取材に追われる――そのことだけが記憶に刻まれている。
ちょうど田植えが始まる時期。春祭りは神に豊作を祈り、秋祭りは神に豊作を感謝する――そういうふうに単純に考える癖ができた。わが住む地域には大きな神社が2つあって、うまい具合に祭りの時期が春と秋に分かれている。そのことが大きい。
いわきの中心市街地(平)でも、ゴールデンウイーク前半に通称「県社」(子鍬倉神社)の「渡御祭」が行われた。4月27日午後3時すぎ、たまたま西側の並木通りからいわき駅前再開発ビル「ラトブ」へ入ろうとしたら、そばの銀座通りでハッピ姿の男衆が一服していた。トラック積みのみこしが動き出すところだった=写真。
この神社のみこし渡御には、大学生らがボランティアで参加しているはずだ。撮った写真をあとで拡大したら、それらしい若者たちがラトブの前の歩道に座り込んでいた。
きょう(5月4日)は、近所の立鉾鹿島神社の例大祭が行われる。毎年、各行政区に招待状が届くので、午前10時の式典に合わせて出かける。ちょうどいい具合に前夜、おしめりがあった。空気中のチリが洗い流され、若葉がいちだんと輝きをました。6時、花火が2発。きょうもカラリと晴れて祭り日和だ。
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