白菜は2玉。1玉は夏井川渓谷の牛小川産だ。フランス人の若い女性写真家が森を歩きたいというので、溪谷にある隠居(無量庵)で待ち合わせ、対岸の林を案内した。あとで近所の家を訪ねたら、おばさんがみんなをわきの畑に連れて行った。白菜と大根をいただいた。そのときの白菜が1玉残っていた。
残りは12月21日の「ぶらっとクリスマス会」で豚汁をつくったときに余った半割りと四つ割りだ。
元の形からすると八つ割りにしたものを、一日、縁側で天日干しにした。その日の夕方に漬けてもよかったのだが、さぼった。で、翌日、朝食後にすぐ下ごしらえをした。
トウガラシと昆布は細かく切る。今まではそのままキッチンバサミを入れていた。かけらがあちこちに散らばった。
ひらめいて、買い物袋のなかでハサミを入れた。トウガラシの皮も種も、昆布も、ちゃんと袋の中で細かくなった。あとで台所をきれいにする必要がない。袋の底に残ったトウガラシの種と昆布のかすは甕の底にまいた。袋をひっくり返せばいいだけだ。
今まで袋を使う知恵が浮かばなかったのは頭で漬物をつくっていたからだ。“主婦”になりきっていなかったからだ。
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