川風を受けながらサイクリングを楽しもう――。わが生活圏を流れる夏井川の堤防で、7~8月、自転車通行のための整備工事が行われた。
堤防天端のアスファルトを一部更新し、路面標示をして土手には防草シートを張り付ける、というものだった。
工事期間中は通行止めになる。マチからの帰り、堤防を利用して「夏井川ウォッチング」をしている人間には、工事が終わるまで楽しみはおあずけだ。
日曜日は、立て看板に「休工中」のシールが張られる。つまり、通行が可能になる。で、その日は意識して堤防を通るようにした。
すると面白いもので、川を、河川敷を、集落側の畑をながめると、「ずいぶん緑が濃くなったな」、そんな感慨がわいた。
工事期間が過ぎて、立て看も撤去されたあと、リバーウォッチングを再開した。が、アスファルトは新しくなったものの=写真、自転車の「走路」を示す太く青い「矢羽根」が路面にはない。防草シートもどこに張ったのかわからない。
釈然としない気持ちでいると、また市役所から電話がかかってきた。再度、堤防を通行止めにして工事をするので、回覧資料を配ってほしい――。
届いた回覧資料には、7月15日付で7月21日~8月10日施工予定の回覧をしたが、「資材搬入の遅れや施工箇所の調整等により、施工期間が延長となりました」とあった。
つまり、1回で予定の工事ができなかったため、残りの工事を実施する、その間堤防は通行止めになる、ということだった。
「資材搬入の遅れ」とくれば、これはもう「ハハン」である。ホルムズ海峡封鎖の影響がここにも及んだか(むろん理由は分からない)。
ホルムズ海峡封鎖以来、世界経済が混乱に陥った。同じ商品でも値上がりした、値段は変わらないが数が減った、大きさが小さくなった、といった声を聞く。
日用品同様、建築資材なども影響をもろに受けているのではないか。新築現場ではそれこそ資材不足から工期の延長、建築費の高騰問題が起きているようだ。公共工事も事情は同じだろう。
前回(7月15日)から1カ月半。今回は9月1日付で隣組に回覧を配った。回覧資料には通行規制の期間と場所、工事内容を一覧にした地図が添えられている。
それによると、場所は東日本国際大のふもとから六十枚橋までだが、工区によって路面標示だけ、路面標示と防草シート張り付けと異なるため、通行止めの期間も一様ではない。
国道6号夏井川橋~六十枚橋は9月1~24日、上流の塩~中神谷は9月8~25日、ほかはその間の5日間、あるいは8日間だ。
鎌田から夏井川橋までを利用する私のような場合は、9月25日までは日曜日以外通れないことになる。
例年、9月後半には遡上するサケを捕獲するヤナ場が夏井川に設けられる。対岸の山崎側には、ヤナに接続して生け簀もできる。工事が終わるころには季節がめぐり、ヤナ場もできていることだろう。
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