夏井川の堤防を散歩していると、前の日にはなかった花が咲いていた=写真。アマナ? が、アマナは春の花。今は初秋だ。夏~初秋の花が、色・形ともアマナに似ている。人間で言えば「他人の空似」。初めて見る花かもしれない。植物の世界でも人間と同様、その花と瓜二つの花が三つはある、のだろうか。
週末だけ行く夏井川渓谷でも、同じ経験をした。前の週は気づかなかったのだが、足元にその花があった。第一印象は日陰のネジバナ、ないしその仲間。ネジバナよりは丈が短くて白い。ランの一種には違いない。地面から頭を出している夏キノコを探していなかったら、目には留まらなかった。
アマナ似の花、そしてラン系の花――。狙いを絞ってネットで検索した。が、どうもはっきりしない。わが家にある植物図鑑にも当たった。それでもあいまいなので、いわき総合図書館へ走った。街中にある「わが書棚」だ。
わが家にあって一番重宝している植物図鑑は、長田武正・著、長田喜美子・写真の『野草図鑑』全8巻(保育社)。長男が東京から帰って来て2階に住み直したとき、部屋にあった私の本をあらかた片づけた。以来、どこにどの本があるか分からなくなった。『野草図鑑』もそうだ。第2巻(ゆりの巻)が必要なのに、その本が見当たらない。
で、やむなく総合図書館の植物学のコーナーで『野草図鑑』を見る。目当ての第2巻(ゆりの巻)に当たったら、両方の花が分かった。アマナ似はタマスダレ、ラン系はミヤマウズラ。タマスダレは南米原産の帰化植物で、暖地に広く野生化している。ミヤマウズラは山林中にはえる多年草。丸みを帯びた葉をウズラの卵に見立てた。
ミヤマウズラは、夏井川渓谷を対象にした阿武隈高地森林生物遺伝資源保存林調査報告書にもちゃんと記載されている。渓谷に自生しているラン科の花はミヤマウズラを含めて14種類。半分は見たことがない。野草の世界だけでも奥が深い。にしても、家にあるはずの本が行方不明のために、図書館へ駆け込んだり、買い直したりすることが多々ある。ばかばかしいことだ。
週末だけ行く夏井川渓谷でも、同じ経験をした。前の週は気づかなかったのだが、足元にその花があった。第一印象は日陰のネジバナ、ないしその仲間。ネジバナよりは丈が短くて白い。ランの一種には違いない。地面から頭を出している夏キノコを探していなかったら、目には留まらなかった。
アマナ似の花、そしてラン系の花――。狙いを絞ってネットで検索した。が、どうもはっきりしない。わが家にある植物図鑑にも当たった。それでもあいまいなので、いわき総合図書館へ走った。街中にある「わが書棚」だ。
わが家にあって一番重宝している植物図鑑は、長田武正・著、長田喜美子・写真の『野草図鑑』全8巻(保育社)。長男が東京から帰って来て2階に住み直したとき、部屋にあった私の本をあらかた片づけた。以来、どこにどの本があるか分からなくなった。『野草図鑑』もそうだ。第2巻(ゆりの巻)が必要なのに、その本が見当たらない。
で、やむなく総合図書館の植物学のコーナーで『野草図鑑』を見る。目当ての第2巻(ゆりの巻)に当たったら、両方の花が分かった。アマナ似はタマスダレ、ラン系はミヤマウズラ。タマスダレは南米原産の帰化植物で、暖地に広く野生化している。ミヤマウズラは山林中にはえる多年草。丸みを帯びた葉をウズラの卵に見立てた。
ミヤマウズラは、夏井川渓谷を対象にした阿武隈高地森林生物遺伝資源保存林調査報告書にもちゃんと記載されている。渓谷に自生しているラン科の花はミヤマウズラを含めて14種類。半分は見たことがない。野草の世界だけでも奥が深い。にしても、家にあるはずの本が行方不明のために、図書館へ駆け込んだり、買い直したりすることが多々ある。ばかばかしいことだ。
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