いわき地域学會主催の「第3回いわき学・じゃんがら体験プロジェクト」がきのう(8月2日)、いわき市暮らしの伝承郷で開かれた。
いわきの8月は「じゃんがら」の夏、いわき市民の体内に眠っている「じゃんがら」のDNAが目覚める季節だ。その最初の日曜日に、「じゃんがら」にまつわる歴史を学び、江戸時代の「渦型じゃんがら」を体験しようという企画で、今年で3年目を迎えた。
「じゃんがら」は、正しくは「じゃんがら念仏踊り」という。江戸時代初期、磐城(いわき)地方に伝えられた、と研究者はみる。青年会が伝承し、新盆の家々を回って念仏を唱え踊る現在のような形になったのは、近代以降のこと。それ以前は老若男女が思い思いに輪をつくって唱え踊ったらしい。それこそ踊りの渦(輪)をいっぱいつくって。
「じゃんがら文化圏」は結構広い。東の太平洋を除けば、南は茨城県北茨城市、北は双葉郡大熊町、田村郡小野町、西は石川郡古殿町・平田村に至る。発信源のいわき市はすっぽり「じゃんがら文化圏」に入るのだ。広いいわき市で唯一、「じゃんがら」だけが市民の一体感を醸成できるもの、と言ってもよい。
さて、「じゃんがら体験プロジェクト」で足の運びをマスターした参加者は少なくあるまい。初参加組と、ちょうど伝承郷を見学に来た国際協力機構(JICA)の研修生も加わり、老若男女の踊りの渦が3つ、4つとできた=写真。
ステップの基本は、最初に右手・右足を、次に左手・左足を一緒に出す、「ナンバ走り」ならぬ「ナンバ歩き」だ。今年初めて、ステップをなぞることができた。盆踊りと変わらないのではないか、そんな印象を持った。盆踊りも右手・右足を、次に左手・左足を一緒に出す。
「じゃんがら」をもっと市民が楽しめるように――というこの企画が発展して、いつか昔のようなストリートダンスが復活したら面白い。
いわきの8月は「じゃんがら」の夏、いわき市民の体内に眠っている「じゃんがら」のDNAが目覚める季節だ。その最初の日曜日に、「じゃんがら」にまつわる歴史を学び、江戸時代の「渦型じゃんがら」を体験しようという企画で、今年で3年目を迎えた。
「じゃんがら」は、正しくは「じゃんがら念仏踊り」という。江戸時代初期、磐城(いわき)地方に伝えられた、と研究者はみる。青年会が伝承し、新盆の家々を回って念仏を唱え踊る現在のような形になったのは、近代以降のこと。それ以前は老若男女が思い思いに輪をつくって唱え踊ったらしい。それこそ踊りの渦(輪)をいっぱいつくって。
「じゃんがら文化圏」は結構広い。東の太平洋を除けば、南は茨城県北茨城市、北は双葉郡大熊町、田村郡小野町、西は石川郡古殿町・平田村に至る。発信源のいわき市はすっぽり「じゃんがら文化圏」に入るのだ。広いいわき市で唯一、「じゃんがら」だけが市民の一体感を醸成できるもの、と言ってもよい。
さて、「じゃんがら体験プロジェクト」で足の運びをマスターした参加者は少なくあるまい。初参加組と、ちょうど伝承郷を見学に来た国際協力機構(JICA)の研修生も加わり、老若男女の踊りの渦が3つ、4つとできた=写真。
ステップの基本は、最初に右手・右足を、次に左手・左足を一緒に出す、「ナンバ走り」ならぬ「ナンバ歩き」だ。今年初めて、ステップをなぞることができた。盆踊りと変わらないのではないか、そんな印象を持った。盆踊りも右手・右足を、次に左手・左足を一緒に出す。
「じゃんがら」をもっと市民が楽しめるように――というこの企画が発展して、いつか昔のようなストリートダンスが復活したら面白い。
1 件のコメント:
「じゃんがらトルネード」
踊りと心象が一体となった瞬間ですね
大きな渦が拡がっていけば「ふるさとの風景」がまた1つ財産になるような気がします
「じゃんがら念仏踊り館」があったら1年を通じてふるさとに想いが巡り先祖に手をあわせ、そして今に感謝する。この時期だからいいという人もいればいろいろですけどね。
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