いわきから車で郡山市立美術館へ行くには国道49号を利用し、阿武隈川の手前で右折する。これが一番だが、どういうわけか右折してから道に迷う。
夏井川沿いに小野町へ行き、田村市船引町から国道288号に出るルートがある。このルートでも阿武隈川を渡らずに左折するのだが、やはりそのあと道に迷う。
カーナビは付いていても使ったことがない。利用法が分からないといった方が早い。それに遠出するといっても、ふだんは夏井川渓谷の隠居止まりだ。使う必要もない。
分水嶺の阿武隈高地をはさんで、郡山市は西の盆地に、いわき市は東の沿岸部にある。
郡山は標高が郡山駅周辺で230メートルほど、いわきの中心はいわき駅周辺で8メートルほどだ。間を遮る高地では標高500メートル超の山里をピークに、カーブとアップダウンが続く。
郡山市立美術館で「ターシャ・チューダー
人生の軌跡展」が開かれている。新聞で知ったカミサンが「日曜日(8月9日)に行かなくちゃ」という。いやも応もない。行くからには道に迷わないようにしないと。
同美術館へはこれまでに6回出かけている。拙ブログによると、2009年に1回、2010年と2016年に各2回、2022年に1回の計6回で、2016年の2回目以降は49号と288号の中間、阿武隈の丘陵地帯を縫う県道小野郡山線(県道65号)を利用している。
ちなみに、見に行った企画展は「布ものがたり」「「ビアトリクス・ポター」「ノーマン・ロックウェル」「古民藝もりたの眼」「西洋更紗トワル・ド・ジュイ」「ソール・ライター」で、写真家のソール・ライター展を除けば、カミサンのアッシー君だった。
今回も小野町から県道65号を利用することにした。渓谷の隠居へは帰りに寄ることにして、行きは国道49号から同349号(中三坂から)を経由し、小野インターの先で県道65号に折れた。
郡山市に入ってしばらく行くと大滝根川と並走し、さらに進むとT字路になる。「ニュータウン」へ行く道だ。
そちらへ右折すれば、美術館まではまっすぐなのだが、一度そこを通りすぎて、途中でカミサンから指摘されてUターンしたことがある。
そのため、カーナビ代わりのメモには「ニュータウンの標識を右折」と書き込み、それだけを注意した。で、今回はすんなりたどり着くことができた。
ドライブ中、驚いたことが2つある。いわきの平地と小野町の山里では、道沿いの花とセミの鳴き声が違っていた。
わが家ではミンミンゼミが鳴いていた=写真。ミンミンの声に送られて国道6号(旧バイパス)に入ると、道端には白いシンテッポウユリが咲いていた。これが山里に入ると、ヤマユリの花とアブラゼミに変わった。
ヤマユリは、夏井川渓谷ではすでに花期を過ぎて、どこにも見当たらない。それが阿武隈の山里(田村市はわが故郷でもある)では満開だった。高地へ来たことを実感した。
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