2009年1月11日日曜日

生のネギは風邪薬


1月8日の全国紙に、福岡市動物園のチンパンジーが今冬から風邪予防のために毎朝ネギを食べている、という記事が載った。翌9日には、民放が午後6時台のニュース番組でその食事風景を紹介した=写真

風邪を早めに治す民間療法に、刻んだ生ネギに削りぶしと味噌を加えてまぶし、熱い湯を注いで飲むものがある。味噌汁ではなく、醤油汁にする家もあるようだ。引きはじめに飲んで寝ると不思議や不思議、汗が出て風邪の症状が消えている。ネギに含まれている臭気のモト、硫化アリルがウイルスを撃退して体を軽快にするらしい。

東京の多摩動物公園でチンパンジーにこれを取り入れたら効果があった。で、福岡市動物園でも右ならえをした。<ならばチンパンジーに右ならえするか>となって、「味噌まぶし生ネギ」のお湯をすすり、風邪を治していたのを思い出した。

常置薬に頼り過ぎる時期が長かったのかもしれない。年末に風邪を引いて、よくなったと思ったらまたぶり返して、ぐずぐずした状態が3週間近く続いている。一晩で風邪の症状を治したカミサンは「酒の消毒が逆効果なのではないか」となじる。

きのう(1月10日)の朝、ご飯と一緒に、お湯なしで「味噌まぶし生ネギ」を食べた。と、胸やけはしたものの、昼過ぎには鼻のグズグズも、のどのゼーゼーも治まった。効果てきめんだ。

午後は2カ所、人の集まる所へ行く必要があった。マスクで通したが、割と普通に過ごすことができた。夜7時前には帰って、再び「味噌まぶし生ネギ」をつまみながら、焼酎で体を消毒した。なんだかのども、鼻も元にもどりつつあるような感じだ。やはりネギはいい。

初冬にテレビのローカルニュース番組で、畑へ取材に行った記者が「阿久津曲がりネギ」を生でかじり、「甘い」とうなっていたのを覚えている。今度はチンパンジー並みに、生の「阿久津曲がりネギ」をかじってみるとしようか。

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