2012年12月6日木曜日

「静かな家」に


家の前の市道の“へこみ”にきのう(12月5日)朝、アスファルトが盛られた=写真。区内会からいわき市に要望を出してからほぼ7カ月。昨年から続いていた家の振動がやっと収まった。

“へこみ”には理由がある。3・11前の正月、松の内が明けると、わが家の前の側溝と車道中央の下水管を直結する工事が行われた。集中豪雨になると歩道が冠水する。冠水防止対策を区内会として要望したら、年が明けて工事が行われた。

道路のアスファルトを切り、土を掘り起こして、側溝と下水管を直結した。工事が終われば土を埋め戻して、アスファルトを盛る。そのやり方が結果的に甘かったのだろう。アスファルトが時間を追うごとに沈む。乗用車程度ならいいが、トラックが通るとズン、グラッとなる。3・11では家の基礎にひびが入った。それも影響しているのかもしれない。

わが家に来た客人がドキッとする。われわれも、このごろはン?となる。一日に何十回と家が揺れ、「ズン」が「ズーン」と尾を引くようになった。我慢の限界だ。区長さんを通して市に応急処置を促した。

きのう朝、たまたま家の斜め前にある郵便局にはがきを出しに行ったら、市の道路パトロール車が止まっていた。2人が“へこみ”にアスファルトの盛り付け作業を始めるところだった。つぶさに作業を眺めた。

あとからもう1台、道路パト車が来た。なかにベテランがいて盛り付け具合をチェックする。その彼の話に納得した。

道路の土を掘り返して戻す段になったら、何回か細かく土を固めてやらないといけない。下水工事では一気に土を戻して上から一回固めただけだろう。地中にすき間が残っているから、車の往来ごとに沈むという仕儀になる。

要望して7カ月。「揺れる家」が「静かな家」になるのに1時間。「やっと順番がきたので」。それほど道路補修の要望が多いということなのだろう。

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