1月18日の日曜日は、夏井川渓谷へ行くのをよした。隠居の畑に埋める生ごみは少ししかない。大寒(だいかん)を前にした厳寒期、土が露出したところは凍っているだろう。
代わりに別の用を足すことにした。1つは、考古資料館(常磐)の企画展「発掘磐城平城―冬の陣
近代磐城平の夜明け」を見ること。もう1つは、ローカルテレビが取り上げた梅の梅林寺(同)を訪ねること。
いつもの日曜日だと、平~小川の夏井川流域を行って戻るだけ。今回はそこから離れ、一つ山を越えた藤原川流域(主に支流の湯本川流域)へと車を走らせた。常磐ドライブである。
考古資料館へは里山ルートで行った。内郷の白水阿弥陀堂を過ぎ、山を越えて小野田(常磐)へ抜ける。
さらに山へと分け入って下ると、常磐ハワイアンセンター、いやスパリゾートハワイアンズのある藤原町(常磐)に出る。御斉所街道とバイパスとの交差点を左折すれば、すぐ考古資料館だ。
企画展では明治になってからの常磐線開通と平(現いわき)駅のコーナーをチェックした=写真上1。
蒸気機関車には大量の水が要る。いわき民報に教育文化事業団の調査係長が書いていたのだが、今の常磐線開通に合わせて平駅構内に地下貯水槽ができた。
水はどこから引いたのか。『よしま――ふるさとの歴史散歩』(1998年)には、日本鉄道株式会社が好間江筋と愛谷江筋の合流点から水を買った、とある。その関連を知りたかったのだが、鉄道への取水口と導水路の記述はなかった。
同館の次は水野谷町(同)の梅林寺へ。御斉所街道に出て湯本駅前を通過し、踏切を渡って旧国道6号に抜け、左折して丘陵地のすそ野を進むと、ほどなく寺に着いた。
テレビの影響力はなかなかのものだ。駐車場にはマイカーが続々とやって来る。仙台ナンバーもあった。
墓地は平地と斜面にある。本堂も中腹に建つ。寺の名前にちなんで、ご住職が梅の苗木を植え続けた。今も植えている。本堂の裏山の方が見ごたえがあるそうだ。
私は中腹の紅梅=写真上2=を見てよしとした。カミサンに誘われても、先には足が進まない。息が切れる。
梅は2月が見ごろという。梅だけではない。秋にはヒガンバナが咲き誇る。いつも何かの花が咲いている。「花の寺」でもある。そのための手入れを怠らない。この時期、やっと一息ついたところだとか。
常磐ドライブのしめくくりは湯本駅前の「久つみ」へ。「温泉まんじゅう」を販売している。
店番をしているのは昔からの知り合いで、年賀のあいさつをしていると、和菓子職を継いだ娘さんが工場からまんじゅうを運んで来た。十何年ぶりかの再会だ。カミサンは何個もまんじゅうを買った。それだけで私も正月らしい気分になった。