毎朝、近くの接骨院で腰をもんでもらう。急に腰痛がきて歩けなくなった。突発性の側弯症だった。
5月前半の日曜日、夏井川渓谷にある隠居の菜園で1時間ほど草むしりをした。そのときの姿勢と、前々からの腰の張りとが重なって、翌日午後、突然、腰に痛みが走った。
カミサンの肩に手をおきながら車に乗り(運転は大丈夫)、カミサンの通院している接骨院へ行った。
すぐ手当てをしてもらったあと、腰にコルセットをはめると、痛みが消えてひとりで歩けるようになった。
初診ではない。診察券は去年(2025年)6月に出してもらった。ちょうど1年前である。
寝床で本を読んでいるうちに昼寝をし、目が覚めると右肩が異常に盛り上がっていた。腕を上げると痛い。
カミサンのサポートで接骨院へ出かけた。このときも車の運転は大丈夫だった。肩の亜脱臼だという。
当時のメモが残っている。「右肩がぽっこり膨らんでいる」。すぐ施術してもらうと元に戻り、湿布薬を出してもらった。
あとは「痛いときだけ来ればいい」。ねんざと違って、正常な位置に骨が戻ったら、それで終わりということなのだろう。
実際、その後は異常な膨らみも、痛みもない。とはいえ、再発を避けるために寝床と寝方を変えた。
本を読むための電気スタンドが寝室の右と左の壁際にある。右側の寝床に入り、右肩を下にして本を読むのを何十年も続けてきた。その結果の亜脱臼である。
接骨院へ行ったその日から、今度は左側の寝床に移り、左肩を下にして本を読みながら眠るようにした。それがこの1年の習慣だ。
腰の痛みが消え、少し余裕が出たころ、院長に聞いてみた。「肩の亜脱臼からちょうど1年。あのポッコリは何だったんですかね」
1年前、私は「ぽっこり」はガングリオン(脂肪のかたまり)だと思っていた。そうではなく、「上腕骨頭(こっとう)」がはずれかかった状態だった。はずれると、つまり脱臼すると肩を固定する必要があるという。
脱臼でも、亜脱臼でもクセになることがあるらしい。それを恐れて寝方を変えたのだが、左肩を下にしていたら、今度は左肩が亜脱臼にならないか心配だ。
自分でもできる手当の仕方がないものか、図書館から本を借りて読んでみた。『とっさの時の応急手当』(徳間書店、1992年)=写真=で、脱臼はあっても、亜脱臼には言及がなかった。
ま、機械に例えれば、亜脱臼は部品がはずれかかっている状態で、ちゃんとはめてやればまた普通に動かすことができる。これが脱臼となると、機械の場合は部品交換というレベルなのだろう。体を長く使うためには、やはりメンテナンスが必要のようだ。