2009年9月5日土曜日

もうヒガンバナが


夏井川の堤防は、ニラの白い花とスルボのピンクの花が真っ盛り。これにヒガンバナの花が加わった。

堤外、つまり川のある方の土手はあまり草刈りが行われない。草が茂りに茂っている。時折、キジの雄がこの草むらでえさをあさる。朝晩の散歩時、入り込む姿を見て様子をうかがうのだが、草むらはそよとも動かない。草むらに入ってしまえばもう分からないのだ。

ヒガンバナもそれで咲いているのが分からなかった。9月4日の夕方、しばらくぶりに堤防を下りてサイクリングロードを歩いた。堤防を仰ぎ見ながら行くと、線状の赤い色のかたまりが目に入った。今年初めてのヒガンバナ=写真=だ。土手をのぼり、草をかき分けて写真を撮った。すでに咲き終わったものもある。ということは、8月の終わりには咲き出したに違いない。

まだ9月上旬。気づくのが遅かっただけで、これまでも同じころに咲き始めていたのだろうか。去年はどうだったか。散歩中にヒガンバナの花に気づいたのは、写真のデータから9月15日だった。気づいた時点でいえば、今年は10日ほど秋の訪れが早い。

前にも書いたが、ウグイスはもう「ジャッ、ジャッ」の笹鳴きに替わった。キジの雄たちが一緒にえさをついばみ、サギたちが集団でねぐら入りをするようになった。ひとまず残暑が収まり、曇雨天が続いている。秋キノコも出始めたのではないか。散歩代わりに今から里山へひとっ走りしてこようと思う。

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