日曜日(1月20日)午後、夏井川の岸辺でハクチョウを観察した=写真。前日夕、久しぶりに夏井川の堤防を車で通ったら、川がハクチョウで埋め尽くされていた。ざっと300羽、いや500羽近くはいたかもしれない。それに刺激されてのウオッチングだった。
福島地方気象台のデータ(1981~2010年の30年間)によると、小名浜の1月の平均気温は3.8度。中通りの福島は1.6度、会津の猪苗代は氷点下2.4度で、いずれも1年のうちで一番低い。
北国の川や湖に飛来したハクチョウたちは、真冬になって水面が凍れば南に移動する。極寒期の1月後半になると、夏井川(平塩~中神谷)のハクチョウたちの数が増すのはそのため。より北で越冬するオオハクチョウがコハクチョウに交じるようになるので、それがわかる。そのオオハクチョウが飛来した。北国が厳しい寒気に見舞われているあかしだ。
夏井川のハクチョウたちは、数の上では今がピークではないだろうか。夕方、新川との合流点から下流へ、中洲を中心に延々と羽を休めていたのは圧巻だった。ところが、翌日は数が半減していた。日中は枯れ田などにちらばっていて、夕方、どこからともなく集まるのだろう。オナガガモを主とするカモ類もハクチョウを盾に数を増した。
0 件のコメント:
コメントを投稿