ほぼ1カ月ぶりに夏井川渓谷の無量庵へ出かけた。遅まきながら床の間に正月のもちを供えて気持ちを新たにした。極寒期へ向かっている今、台所と洗面所の水道管が無事であることを確かめたら、あとはすることがない。畑の表土は凍っている。対岸の森に雪が残っていれば、動物の足跡=写真=を探しに行くのだが、雪はない。
無量庵で家庭菜園を始めてから16年余になる。現役のころは毎週末、無量庵に泊まって野菜を栽培しながら土づくりをした。その一環として自宅から生ごみを運び、畑に埋め込む。夫婦二人きりの生活。日々、台所から出る生ごみは大した量ではない。それでも、10日ほどでバケツにいっぱいになる。
なにも満杯になるのを待つ必要はない。毎週末、車で無量庵へ生ごみを運んだ。リサイクルすることがそのまま有機肥料投入になる。その回数は年に45~50回、最近は行く回数が減ったから、これまでに計750回前後か。
今回も生ごみを運ぼうとしたら、暮れに「燃やすごみの日」に出したから、ないという。理由は簡単だ。師走の中・下旬、体調を崩して家にこもりきりになった。無量庵へ出かける前にバケツが生ごみでいっぱいになった。それこそ16年余ぶりに「燃やすごみ」の中に生ごみが入れられたことになる。
逆に言えばこの16年余、収集日に生ごみを出さないのがひそかな自慢だった。鉄人衣笠祥雄さんや金本知憲さんと比べるのはおこがましいが、生ごみリサイクルの連続記録が途切れたのは痛い。痛い以上に悔しい。
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