2011年7月12日火曜日

短い梅雨だった


きのう(7月11日)の続き。「カラ梅雨気味」「真夏日」「地震」うんぬんの話を夜明けにアップしたら、午前中に東北地方は南部も北部も梅雨が明けた。その発表がある前、朝9時10分ごろには4カ月目の洗礼なのか、直下型地震がきた。たまたま車に乗り込んだとき、車がはねた。震源に近いいわき市三和町で震度4だった。

東北南部が北部と同時に梅雨入りしたのは6月21日。次の日は「夏至」である。平年より9日遅かった。随分遅い梅雨入りだった。で、今度は梅雨明けだ。平年より14日早い。

東北南部の梅雨の期間は、平年値で40日前後。それが、今年はほぼ半分の21日、3週間程度だ。きのうは「カラ梅雨気味」と書いたが、今年、東北南部に梅雨はなかったのではないか、という思いを禁じ得ない。それさえマクロにみると、単なる変動の一部でしかないのだろうが。

やはり「3・11」が影響しているのだろう。今年はさっぱり「季節のセンサー」がはたらかない。草の花が咲いている、木の花が咲いている。それだけ。5月のウツギも、6月のアヤメも、ホタルブクロも、オカトラノオも、目にとめたものの、じっくり向き合う気持ちにはなれなかった。

それが、夏井川渓谷の無量庵の庭でネジバナ=写真=を見たときに変わった。やっとカメラを向ける気になった。ほんとうはとっくに梅雨が明けていたと思われる10日、日曜日のことだったが。そうなると、ネムノキの花にも、クチナシの花にも目がいく。ノウゼンカズラの花も咲きだした。

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