特別整理のために2週間近く休館していた、いわき駅前再開発ビル「ラトブ」の総合図書館が21日、再開した。2007年10月25日のオープンから8カ月、毎月最後の月曜日と正月2、3日のほかは休みなく働いてきたカラダを休め、整えるための12日間だった。
「ラトブ」の6階にいて、資料が必要になるとすぐ下の図書館へ走って探す身には、2週間近い休館は痛かった。一番近い内郷図書館へ車を飛ばしたこともある。
午前10時の「再オープン」の時間が近づくと、最寄りの階の6階エレベーターホールに人垣ができていた。ふだんは2、3人が待つ程度だが、21日は30人、いやそれ以上の人がエスカレーターの前に陣取って、係員が柵をはずすのを待っていた。
オープンと同時に本を返しがてら5階で資料を探し、階段を使って4階へ下りるとすぐ、見知った職員と顔が合った。「お待たせしました」。ほんとうだ。
4階には児童図書コーナーもある。この日を待っていた人々が次から次に訪れて館内に散らばる=写真。ある種、駅の構内のようなにぎやかさとざわめきが復活する。「オカーサン」。幼児の声が響く。それを嫌がる人もいるが、<わが子、わが孫もまた同じ>、おおらかに受忍範囲だと思えば楽になる。
一度用事があって外へ出ると、地下駐車場はもう「満車」状態だった。「満車」と「空車」がめまぐるしく変わる一日だったようだ。それだけ図書館の再オープンを待ちわびていた人たちが多かった、ということだろう。こうして市民の「知的体力」は確実に上がっている、と感じるのは身びいきに過ぎるか。
「ラトブ」の6階にいて、資料が必要になるとすぐ下の図書館へ走って探す身には、2週間近い休館は痛かった。一番近い内郷図書館へ車を飛ばしたこともある。
午前10時の「再オープン」の時間が近づくと、最寄りの階の6階エレベーターホールに人垣ができていた。ふだんは2、3人が待つ程度だが、21日は30人、いやそれ以上の人がエスカレーターの前に陣取って、係員が柵をはずすのを待っていた。
オープンと同時に本を返しがてら5階で資料を探し、階段を使って4階へ下りるとすぐ、見知った職員と顔が合った。「お待たせしました」。ほんとうだ。
4階には児童図書コーナーもある。この日を待っていた人々が次から次に訪れて館内に散らばる=写真。ある種、駅の構内のようなにぎやかさとざわめきが復活する。「オカーサン」。幼児の声が響く。それを嫌がる人もいるが、<わが子、わが孫もまた同じ>、おおらかに受忍範囲だと思えば楽になる。
一度用事があって外へ出ると、地下駐車場はもう「満車」状態だった。「満車」と「空車」がめまぐるしく変わる一日だったようだ。それだけ図書館の再オープンを待ちわびていた人たちが多かった、ということだろう。こうして市民の「知的体力」は確実に上がっている、と感じるのは身びいきに過ぎるか。
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