2009年5月4日月曜日

庭の花


猫の額ほどのわが家の庭に草木が密生している。夏井川渓谷の無量庵に芽生えたカエデを移植したら、私の背丈を超えるまでに育った。フジも屋根に絡みつくほどに成長した。ミツバアケビの種も土に含まれていたらしく、花が咲いて初めてそれと分かった。

ほかに、生け花の先生からもらったホトトギス、鉢植えのエビネ、イカリソウ、クリスマスローズなどをカミサンが植えたら、根が着いた。エビネは毎年花株が増える。今年は5株、今が花盛りだ=写真

イカリソウも、クリスマスローズも、ムラサキケマンも、フジも、ミツバアケビも咲いている。ちょっと前まではスミレとニリンソウが咲いていた。その前にはプラムとユキヤナギ。2、3日前からは白い6弁の花が咲き始めた。ハナニラだろうか。

ミョウガタケも地面からニョキニョキと伸びてきた。先日、あり合わせの材料で浅漬けをつくったときに、風味として庭のサンショウの木の芽とミョウガタケをみじんにして加えた。ダシ昆布も入れて旨みを引きだす。それと分からないけれども、なんとなく味に香りがある、そんな浅漬けが好きだ。

昔、カキの若葉を摘んで蒸したあと、陰干しをしてカキ茶をつくったことがある。カキの若葉はてんぷらにもいい、大根に包丁を入れて若葉をはさむと、色の変わった「大根おろし」ができる。これも今の時期の楽しみではある。

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