2009年5月30日土曜日

ニッコウキスゲ咲く


週半ばの水曜日(5月27日)早朝、起きるとすぐ夏井川渓谷(いわき市小川町上小川)へ車を飛ばした。無量庵の菜園でキヌサヤエンドウを摘み、生ごみを埋め、キュウリ苗やネギ苗の様子を見る。ついでにニッコウキスゲの花の有無をチェックする――それが目的。

まずはキュウリ苗。4株あるが、葉がすべて穴だらけになっていた。3日前の日曜日よりひどい。仕方ない。葉の表裏に殺虫剤を噴霧した。放置すればキュウリの生育がおぼつかなくなる。どこかで休んでいるのか、テントウムシダマシもウリハムシもいなかった。葉が薬でコーティングされていれば、しばらくはそいつらも近寄らないだろう。そう期待してのことだが、効果のほどはどうか。

ネギ苗を見ると、あらかたはすっくと立ち上がっていた。根づいたのだ。根元からちょんぎられて倒れている苗があった。ネキリムシがいる。周囲の土をほじると出てきた。ぶちっとやる。この幼虫がいるのでネギ苗も無事ではいられない。

キュウリとネギ苗のチェックが済むと、少し気持ちが落ち着いた。キヌサヤを収穫する。わきの県道を職場へ向かうマイカーが行き来する。時間は7時をちょっと過ぎたくらい。とっくにリタイアしたのに、なんだか仕事をさぼっている感覚に襲われる。貧乏性の変形か。

予定の作業を済ませたら、さっさと帰る。朝飯前だから、道草は食わない。途中、車を止めて谷をのぞいたら、黄色い花が咲いていた。ニッコウキスゲだ=写真。例年より開花が早い。

とはいっても、この時期になると遅くも早くもなく咲くアヤメのような花がある。ニッコウキスゲだって、今までは日曜単位だったのが、週半ばでチェックしたから、5月下旬に開花しているのが分かったにすぎないか。

私の知る限り、ニッコウキスゲは夏井川渓谷ではそこともう1カ所、ピンポイント的に生息しているにすぎない。なにか人為的なものと関係しているのだろうか。いつも不思議に思うことのひとつだ。

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