2009年5月10日日曜日

ヨシ原に君臨する雄キジ


このところ毎朝、散歩コースのヨシ原に雄キジが姿を見せる。見せるというよりは、流木や倒木の上に立って辺りをへいげいしている。そこら一帯が彼のテリトリー(縄張り)なのだろう。「今日のキジ太郎」といったノリで、毎日、レンズを伸ばしてデジカメのシャッターを押す=写真

いわき市平中神谷地内の夏井川。大きく蛇行しているために、左・右岸で交互に河川敷が広がる。右岸は前年度、水害防止の土砂除去作業が行われた。左岸のヨシ原は春先、地元の区によって火が入れられた。今は新芽が人間の膝あたりまで伸びている。ほかの草もぐんぐん背丈を伸ばしている。私が毎日散歩しているところだ。

あおあおとしたヨシ原に、倒れたヤナギの木や大水のときに上流から運ばれて来た木が何本か横たわっている。これも間もなく成長したヨシに隠れる。この流・倒木が「キジ太郎」の休み場兼見張り場だ。ここには少なくとも3羽の雄キジが割拠している。流・倒木に君臨している「キジ太郎」はその中央の住人。

ある朝は岩山から下界を見下ろすワシのように顔を上げ、ある朝は沈思黙考をする哲学者のようにうつむき、ある朝はおどおどした子どものように落ち着かない。流・倒木の上に休んでいるのは同じでも、表情・様子は異なる。

散歩コースでもあるサイクリングロードから5~15メートルしか離れていないので、ウオーカーの目にも入りやすい。「あれっ、キジだ」。そんな場面もちょくちょく目撃する。

普通、キジは人間を見ると姿を隠す。この「キジ太郎」はよほどでないと動かない。むしろ、これ見よがしに流・倒木の上に立っている。変わり種だ。それで、歩きながら何枚も写真が撮れる。といっても、自然環境の一部としてのキジであって、キジそのものの写真ではない。

それはともかく、ヨシが大きく成長したらクジャクのように木の枝にでも止まるのか。そうなればなったで面白い。「木に止まるキジ」は特ダネだ。そこまでするか、「キジ太郎」よ。

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