夏井川の堤防の外、つまり川ではない方の、人間の住宅が密集する一角にネギ畑がある。朝晩、散歩していると、移植・定植・収穫といった1年のサイクルがみえる。いわき市平の神谷地区はネギの産地だ。
今は定植の時期。ネギ畑に人がいて、溝切り機を動かしている。足を止めて観察する。ん、前進ではない、後進だ。後進しながら溝を切り、土を両側にはねている=写真。これが標準? いくらなんでも後進する機械はないだろう、この人独自の使い方か。そんな「はてな」に襲われる。
いわきの平地のネギは「春まき・秋冬採り」だ。平成16(2004)年度の福島県内の統計によると、いわき市のネギの生産量は3,370トンで、2位の郡山市の1,230トンを3倍近く引き離している。ネギは水はけのよい土地を好む。夏井川や鮫川の下流域でネギが栽培されているのはそのため。
いわきの平地に住むわがネギの師匠も、先週末には家族総出で「ネギさくり」を行い、苗を定植すると言っていた。「さくり」とは畑のうねをつくること、つまり溝を切ってネギを定植することだ。
一方の山里。たとえば、夏井川渓谷の牛小川では「秋まき・秋冬採り」の「三春ネギ」を栽培している。私は8月に定植し、郡山市や田村市の例に倣って曲がりネギにする。
ネギ坊主から種を採り、根元から刈り取ったのが数本ある。葉が再生して大きく伸びた。が、どうも細い。先週、掘り起こして古い皮をはがし、植え替えた。分けつしているもの、腐りかけているものがあった。梅雨に入って土中に水分がたまり、ネギを苦しめるようになったのだろう。ネギは梅雨の管理が難しい。
初夏に植えた三春ネギの苗にはまだそんなに土を寄せていない。今のところ、ネキリムシの被害のほかは、多湿の影響はないようだ。
間引き苗を食べる。甘みが増してきた。曲がりネギにすると、よけい甘みが増す。1カ月後の月遅れ盆のあと、溝を切り直して斜めに定植する。暑いさなかの作業だ。
今は定植の時期。ネギ畑に人がいて、溝切り機を動かしている。足を止めて観察する。ん、前進ではない、後進だ。後進しながら溝を切り、土を両側にはねている=写真。これが標準? いくらなんでも後進する機械はないだろう、この人独自の使い方か。そんな「はてな」に襲われる。
いわきの平地のネギは「春まき・秋冬採り」だ。平成16(2004)年度の福島県内の統計によると、いわき市のネギの生産量は3,370トンで、2位の郡山市の1,230トンを3倍近く引き離している。ネギは水はけのよい土地を好む。夏井川や鮫川の下流域でネギが栽培されているのはそのため。
いわきの平地に住むわがネギの師匠も、先週末には家族総出で「ネギさくり」を行い、苗を定植すると言っていた。「さくり」とは畑のうねをつくること、つまり溝を切ってネギを定植することだ。
一方の山里。たとえば、夏井川渓谷の牛小川では「秋まき・秋冬採り」の「三春ネギ」を栽培している。私は8月に定植し、郡山市や田村市の例に倣って曲がりネギにする。
ネギ坊主から種を採り、根元から刈り取ったのが数本ある。葉が再生して大きく伸びた。が、どうも細い。先週、掘り起こして古い皮をはがし、植え替えた。分けつしているもの、腐りかけているものがあった。梅雨に入って土中に水分がたまり、ネギを苦しめるようになったのだろう。ネギは梅雨の管理が難しい。
初夏に植えた三春ネギの苗にはまだそんなに土を寄せていない。今のところ、ネキリムシの被害のほかは、多湿の影響はないようだ。
間引き苗を食べる。甘みが増してきた。曲がりネギにすると、よけい甘みが増す。1カ月後の月遅れ盆のあと、溝を切り直して斜めに定植する。暑いさなかの作業だ。
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