2009年12月4日金曜日

部屋の蛍光灯が暗い


晩酌の時間になると焼酎を生(き)でやり、チェーサー(追い水)にお湯を飲む。胃袋の中でお湯割りにするのだ。前は最初からお湯割りにしていたが、どうも焼酎のうまさをそいでいるようで味気がない。自然にチェーサーを覚えたら、焼酎の味が分かるようになった。

昼は茶の間のこたつが机になり、夜はそれが晩酌のお膳になる。ここ1週間、アルコールが体にしみわたると、なんだか茶の間の明かりが暗く感じられるようになった。いよいよアルコールの影響が目に出てきたか――。内心、老化が顕在してきたことを自覚しないわけにはいかなかった。

私だけではない。カミサンもある晩、「ちょっと暗いんじゃないの」と明かりを見上げた。大小2つの丸形蛍光灯が一部黒ずんでいる=写真。これだ。人間の老化はともかく、蛍光灯の寿命がつき始めたので明度が低下しつつあるのだ。

加齢とともに、老化を感じる事態が増えてきた。足が引っかかる。斜面ですべりそうになる。地震と気づかずに自分の体調がおかしくなったための「めまい」ではないか、そう感じて心配してしまうときもある。誤解が心理的な老化を早めることになりかねない。

今度の「目の異常」は、蛍光灯を見れば誤解しなくても済むものだった。事実と誤解をちゃんと分けられるかどうか。まずは近々、蛍光灯を取り替えて、焼酎を飲みながら明るさ・暗さを確かめてすっきりしたい。

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