2009年12月23日水曜日
ふとん干しと野焼き
快晴、無風。日曜日(12月20日)に夏井川渓谷の無量庵で年末の大掃除を敢行した。カミサンはふとん干し=写真。私は草木灰づくり。いわきでは冬もふとん干しができる。いわきの風土的な特徴の一つだ。
濡れ縁をつくり直し、広く長くしたのでふとん干しが簡単になった。家がゆがんできつい雨戸の開け閉めも、濡れ縁に出て踏ん張れるので楽になった。
私の中学校時代の同級生が大工さんをしている。しかも、私と同じように夏井川を下って来て、いわきで修業し、独立して近所に住んでいる。文字通りわが家の「ホームドクター」だ。4人も座ればいいところだった濡れ縁が、彼の手で宴会も開けるほどになった。
庭には口を開けたドラム缶。それがかまど。剪定枝を燃やしているうちに、ふとんを干し終えたカミサンが物置からぼんぼん燃える物をはきだした。私は片付けがへたなので、足の踏み場もないほど物置をごちゃごちゃにしてしまう。それを時々、私に代わってスッキリさせるのだ(たぶん、腹にすえかねて)。
無量庵へ通い始めたころ、つまり10年以上前、対岸の山の向こう、三和のTさんの所へ遊びに行って間伐材の木っ端だの、角材だのをもらってきた。何かに利用できると考えてのことだが、それがそのまま物置に眠っていた。いつの間にかそれらがあることも忘れていた。ほかに、支柱用の竹筒、板材、段ボール……。
午前11時ごろに始めた「「野焼き」が終わったのは、午後2時に近かった。木灰はたっぷり取れた。物置もスッキリした。奥行き2間ほどだが、真ん中に奥まで歩いて行けるスペースができた。どこに何があるか、ひとわたり眺めて目に焼き付けた。
3時間も夢中で火を燃やし続ければ、気持ちもスーッとする。が、体はきな臭い。「火遊び」をしたのだから当然だ。ともかくも、年越しのための準備が一つ済んだ。
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