夏井川渓谷にある無量庵の畑から、苗を買い用済みになったポットに土を詰めてわが家へ持ち帰り、白菜の種をまいたのが8月17日の夕方。3日目の朝には、早くも芽を出して小さな双葉ができた。
朝、目覚めると縁側にあるポットをチェックする。日を追うごとに双葉の数が増えている。1週間後にはさらに双葉が大きくなって、丈も3センチ余に伸びた=写真。双葉の間に本葉をのぞかせているものもある。
渓谷の畑にじかに種をまくと、芽生えた双葉の何割かは虫に食べられたり、ちょん切られたりする。「虫の王国」に畑をつくるのだから、致し方ない。1週間に一度出かけるだけでは、若芽の幸運を祈るしかないのだ。
これが、ポット苗として手元に置いてあると、毎日、変化がチェックできる。随分と芽生えの遅いものがある。かたまって一気に芽生えるものもある。虫の被害は今のところない。いればすぐつまんで排除できる。
「たのしみは朝おきいでて昨日(きのふ)まで無かりし花の咲ける見る時」(橘曙覧)。花ではないが、白菜の若芽が「今日も出た」「双葉が伸びて大きくなった」と、起きぬけにポットを見るのが朝の楽しみになった。
気になるのは、種をまいてからカラッと晴れた日がないことだ。若芽にはたっぷり太陽の恵みを与えてやりたい、と思っても、これだけはどうしようもない。
朝、目覚めると縁側にあるポットをチェックする。日を追うごとに双葉の数が増えている。1週間後にはさらに双葉が大きくなって、丈も3センチ余に伸びた=写真。双葉の間に本葉をのぞかせているものもある。
渓谷の畑にじかに種をまくと、芽生えた双葉の何割かは虫に食べられたり、ちょん切られたりする。「虫の王国」に畑をつくるのだから、致し方ない。1週間に一度出かけるだけでは、若芽の幸運を祈るしかないのだ。
これが、ポット苗として手元に置いてあると、毎日、変化がチェックできる。随分と芽生えの遅いものがある。かたまって一気に芽生えるものもある。虫の被害は今のところない。いればすぐつまんで排除できる。
「たのしみは朝おきいでて昨日(きのふ)まで無かりし花の咲ける見る時」(橘曙覧)。花ではないが、白菜の若芽が「今日も出た」「双葉が伸びて大きくなった」と、起きぬけにポットを見るのが朝の楽しみになった。
気になるのは、種をまいてからカラッと晴れた日がないことだ。若芽にはたっぷり太陽の恵みを与えてやりたい、と思っても、これだけはどうしようもない。
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