2011年3月3日木曜日
テレビがきた
ほぼ1カ月ぶりだ。新しいテレビがわが家にやってきた=写真。前のテレビが駄目になった。修理が可能ならなおしてください。しかし、新品より高いなら買い換えます――と言ってあって、買い換えることになった。新品より修理代が高い。ばかばかしい。
この1カ月、ラジオになじんだ。ラジオの面白さを再発見した。NHK朝の「ラジオビタミン」なんかは、すっかり耳なじみになった。朝、ハウスで農作業をしている人たちが聞いている。私も茶の間で仕事をしながら聞いてます、とファクスを送りたくなった。というわけで、新聞の最終面(テレビ欄)はまるで必要がなかった。
テレビだけというのは、それでちょっと考えにくい。テレビとラジオを使い分ける。茶の間が仕事場だから、仕事をしているときにはむろん、テレビは見ない。現役のころはラジオも聞かなかった。が、茶の間は一人の職場だ。気兼ねする必要がない。ラジオなりの情報が入る。その最たるものが全国から寄せられる生物季節情報だろう。
梅が咲いた。フキノトウを摘んだ。ウグイスが鳴いた。スイセンが満開になった。花前線がわかる。鳥前線がわかる。いわきの「梅前線」は今、夏井川渓谷の牛小川あたりに到達した。それはこの目で確かめている。ウグイスは、いわきの平地ではまだ。ということで、時節をはかる目安にもなる。
地デジ問題でもこの1カ月で、テレビが見られないならラジオを聞く――というのが、一つの選択肢かなと思うようになった。なにがなんでもテレビという気持ちはなくなった。どうでもいい番組が多すぎる。見たいという気持ちが全然わかなかった。それも後押しをしている。
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