2011年11月8日火曜日
秋の消息
11月の声を聞いたとたんに来信が相次いだ。日曜日(6日)の吉野せい賞表彰式までは、なにやかやと用事が続いた。手紙も、はがきもちらりと見ただけ。11月第2週に入って少し自分の時間がもてるようになった。じっくり読み返した。
時期外れの異動あいさつ状があった。財団法人いわき市教育文化事業団職員として、いわき市立草野心平記念文学館に勤務していた知人が福島県いわき海浜自然の家に配置替えになった。
県いわき海浜自然の家は市教育文化事業団が指定管理者になり、今年4月から管理・運営を受託する予定になっていたが、3・11の大震災の影響で11月1日にずれこんだ。市暮らしの伝承郷に勤務していた知人も内示を受けていたようだから、新しい職場で合流したことだろう。
しばらく年賀状のやりとりが途絶えていた先輩からは、喪中による年末年始欠礼のはがきが届いた。別の先輩から消息は聞いて知っていた。年賀欠礼あいさつであっても、ポッとひとつ明かりがついたような秋の消息だった。3・11が引き寄せた(にちがいない)、古くて新しいきずなだ。
いわき市文化センター=写真=からは、待望の利用再開通知が届いた。同センターは市の災害対策本部になり、震災関連の相談窓口が設置されたことから、大ホールとプラネタリウム以外は利用ができなくなっていた。11月16日から料理実習室、大展示室1・2、創作室、大会議室1・2、第1・第2多目的室を使うことができる。
同センターを例会場、発表会場などに利用してきた文化団体はやっと愁眉を開いた。いわき地域学會も落ち着きを取り戻せそうだ。
いわき地域学會は毎年2~11月の第3土曜日、同センターで市民講座を開催してきた。今年は2月に一度開いたきりで、活動を再開した9月以降はいわき駅前再開発ビル「ラトブ」6階の産業創造館を代替会場にしている。活動休止期間をカバーすべく、2月まで市民講座を延長した。11、12月もラトブが会場となる。
年明け1月からは文化センターに戻って市民講座を開くつもりだ。9日午前9時に受け付けが開始される。地域学會の事務局長が出向くことになっている。
ほかに磐城平城史跡公園の会の震災がらみのあいさつ状、希望の杜福祉会の会報も届いた。おしなべて3・11と原発災害の影が差していた。
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